気がつくとキャロンは部屋の片隅にいた。

未だぼんやりする頭を整理しようとするが、頭も体もなぜか言う事を聞かない。
ぼうっとする頭を整理していくうちにまず自分が裸で床に座り込んでしまっているのを認識すると、
徐々に先程までの記憶が蘇ってくる。同性であるユリアに犯され、絶頂に意識を飛ばされてしまった事を思い出し、
顔が恥辱に熱くなる。服を着せられず裸のままで床に投げ出された体がまだ火照ったままで、これが夢でない事を意識させられる。
拘束はされていないが犯され体力が消耗している上に、まだ魔力の残滓に痺れている体では思うように動けず
未だ部屋の中で自分を取り囲むようにして立っている男達を退けての脱出はとうてい出来そうになかった。
そしてさっきから何か動物の鳴き声のようなものが騒がしいな…と思いつつ
先刻自分が痴態を演じてしまった忌まわしい舞台を視界に入れる。と、キャロンはそこから目が離せなくなってしまった。

そこでは一組の男女の裸体が絡み合っていた。最初キャロンは何が起こっているのか認識できなかった。
しかし、その男女の顔が記憶と一致すると少女の表情は呆気に取られたものになってしまう。
「ユリア…さん…?」
ベッドの上にいたのは先程まで自分を犯し、共に絶頂を迎え果てたはずのユリアだった。
そして彼女の体にのしかかって柔肌を玩び、嬲っている男は先程自分を捕らえたマリオだ。
その二人、女が男に組み敷かれベッドの上にいる。そして行われている行為は自分が先程されてしまった行為そのものだった。
認識すると今まで雑音にしか聞こえていなかったそれが、はっきりとした睦言としてキャロンの耳に飛び込んでくる。
「あぁっ!太くて、ごつごつして…すごいのっ!いいわ、もっと、もっとして…すてきよ…マリオ…あぁっ!ん…あぁんっ!」
ユリアの白く豊満な肉体がマリオの逞しい筋肉質の体にねじ伏せられていた。
豊かに実り熟した果実のような乳房を荒々しく握りつぶされ、乳首ごと捏ねられている。
白く細いうなじにがさがさした唇が吸い付き、艶々した肌がざらざらの舌で舐められている。
むちむちとして柔らかな肉の詰まった太ももが暴れながら引き締まった男の尻を抱え込んでいる。
太くて黒々とした雄のモノがユリアの朱に染まり蜜を流すあそこを挿し貫いている。
男のモノを深々と咥え込んで爛れた媚肉が揺れ、母性を感じさせる大きなお尻がベッドの上で弾んでいる。
「あ……」
キャロンは自分の置かれている状況も忘れ、思わず息を飲んでしまう。
当たり前だが、キャロンが他人のSEXを見るのはこれが初めてだった。
しかも見知った2人。しかもその行為は荒々しく、まるで飢えた獣が互いを貪りあうような交わりだった。
「あぁっ!あぁっ!いいっ…おっぱい、いいのっ…もっと、強くっ…ぎゅっとしてぇっ!…そう、はぁ、はぁっ、はぁんんんっ!」
普段の彼女の慎み深さをどこかへ投げ打ってしまったかのようにはしたなく喘ぎ声を上げ、髪を振り乱して身悶えているユリア。
正にそれは痴態と呼ぶに相応しい、淫らな姿だった。そしてそのユリアを易々と押さえ込み、腰を振るマリオ。
獣の交尾のような荒々しいまぐわいに結合部からは蜜が溢れ、ずちゅっ、ずちゅっと淫猥な水音を立てている。
(ユリアさん…あんなになって……すごい…)
圧倒されるがままのキャロンの顔が自然に熱くなってくる。
2人は周囲の視線など意に介さず、恥じらいなど投げ捨てて快楽の虜となっていた。
その光景に心を奪われてしまい、キャロンは自分が裸で囚われていることを忘れて呆然としまう。

後背位に体位を変え、二人の絡み合いが続く。
乱暴に掴まれたユリアの白い桃のようなお尻がぐにっと形を歪ませられる。
無理やりに陰唇を、アナルを広げさせられながらマリオの赤黒い肉棒を突き込まれ、ユリアの背中が歪む。
その細い腕で体重を支えながらユリアはマリオの乱暴な挿入を受け止め喘いでいた。
「あああっ!いいのっ!もっと突いてぇっ!もっと奥まで突いてぇっ!あああんっ!きもちいいっ!気持ちいいのおぉっ!」
応えるように激しく突かれる度その大きな乳房が揺れる。そして何度もかぶりを振り、あごを跳ね上げ悶えていた。
淫らにおねだりをしているその表情は快楽にすっかり蕩け、周囲の何もかもが視界に入っていないかのようだ。
自分の内側を、内臓を抉られるほど強烈な感覚にすべてを曝け出して快楽を享受してしまっている。
(あ……あたし…こんなことしてたの…?…こんな…こと…)
先程までのユリアとの痴態を思い返してキャロンの顔が羞恥心で真っ赤に染まる。
さっきまで自分もあんな顔で喘いでしまっていたのかと思ってしまうだけで恥ずかしくてたまらなかった。
しかし…
「あああっ!ぅんっ!んぅっ、うっ…ぅ!はぁ、はぁ、はぁぅんっ!もっと深くしてっ…めちゃくちゃにしてぇっ!!」
瞬間、ユリアの悶える姿に自分を重ねてしまう。撒き散らされるユリアの蜜の香りと、自分の股間から立ち上ってくる
蜜の香りが混ざる。ぎゅっ、と太ももに力が入った。強く締めていないと何かが零れてしまいそうな気がしたのだ。
快感を露わにしたユリアの肢体が揺れ、汗に濡れて光っている。その姿から目をそらす事がキャロンはもう出来なくなっていた。
身体が自然と熱くなり、喉が渇いてしまう。体が緩んでしまいそうで、知らず知らずにキャロンは自分自身を抱きすくめていた。
(やだ……どきどきしてきちゃう……)
ごくり、と喉が鳴る。下腹にずくん、とした熱いものが湧き上がっていた。
その熱さはじわじわとキャロンの肉を内側から侵してゆく。吐息が切なくなり、細かい汗が噴出してくる。
ぎゅっと自分をこらえる様に強く締めていた太ももを自然にもじもじと擦りあわせてしまっていた。
「あぁっっ!!いいのぉっ!、奥まで来てるっ…あぁっっ!最高よっ!はぁっ!はぁっ!もっと中を抉ってちょうだいっ!」
ユリアの発情した牝犬のような嬌声が、いやらしい姫鳴りが耳から離れてくれない。聞けば聞くほど、見れば見るほどに
自分が忌まわしい発情状態に追い込まれてしまうというのにキャロンは逃れる事が出来なかった。

2人は更に体位を変える。マリオが下になり、その白い肌を紅潮させたユリアが跨って腰を沈め、モノを咥え込んだ。
「ああぁぁっぅんっ!!深いのっ!ふかくて…硬いのが…奥でグリグリ来るぅっ!!あぁぁんっ!!」
ユリアの肢体が縦に揺さぶられ、背を反らしたユリアの胸の中心で鞠のように乳房が跳ねる。
ベッドを軋ませて動く白いお尻の肉が歪んでは伸び上がり、ばねのようにユリアの肢体を弾ませていた。
そうして下から逸物に突き上げられるたびにユリアは美しい巻き髪を振り乱して喘ぎ、揺さぶられる裸身から汗と蜜をしぶかせて
なおも自ら腰を沈め、喜色さえ浮かべて雄の汚れたモノにむしゃぶりついてゆく。
(あぁ……ユリアさん…あんなに……きもち…よさそうにしてる………)
キャロンの唇は半開きになったまま、はぁはぁと切なげに吐息を漏らしてしまっている。
ぎゅっと強く抱きしめた腕が何度も緩みかけては強く締めなおす。
そうしていないと自分の中から溢れてくる情欲に流されてしまいそうだった。
(だめ……あたしも…さわって…ほしい……そんなこと…思っちゃだめっ……)
キャロンはもう知ってしまっている。あそこを貫かれる快楽を。肉襞を抉られ、真っ白に登りつめてしまう魔悦を。
しかし、ここで自ら堕ちてしまってはいけない。そう思って更に強く体を抱きしめた瞬間、乳房の麓へリバースの腕輪が触れた。
「ふぁぅっ…」
金属の冷たさに震え、思わず声が零れ出てしまうキャロン。自分でも信じられないほど、その声は甘く蕩けていた。
よりによって自らの力の源である腕輪によってもたらされてしまった一瞬の油断。
途端、耐えていた緊張の糸がふっと切れてしまった。腰の力が抜け、太ももが緩んでしまう。
淫欲の渦はその間隙を見逃してはくれなかった。じわ、と弛んだキャロンの股間からぬめった液体が漏れ出てしまう。
「あ……だめ…だめ…」
もう我慢しても遅かった。とめどなく溢れてくる蜜がキャロンの内股を濡らし、絨毯の上へ流れ落ちる。
恥ずかしい、と思う間もなく体は益々熱く火照り、下腹がひくひくと蠢き、あそこが疼いてたまらなくなる。
一度綻んでしまえば肢体はどんどん弛緩し、快楽に素直になっていってしまうのだ。

目の前で絡み合う雄と雌の姿に煽られるようにして少女は体の内側で疼く炎にじりじりと炙られ追い詰められてゆく。
お臍の奥が疼く。全身が熱い。喉が渇く。腕に力が入らない。瞳は潤み、頬が勝手に弛んでくる。
呼吸をするごとに乳房が張り膨れてくるような気がする。既に乳首は切なくて痛いほどに勃っている。
----目の前では揺れる乳房を雄の大きな手が荒々しく掴み、揉み絞っている----------
しきりに摺り合わせてしまっている太ももの間で蜜に濡れた茂みが内股をくすぐり、痒くて堪らなくなってくる。
----目の前では硬く大きな怒張がユリアの内股を抉り、掻き毟っている---------------------
(……あぁ…もう……もうあたし……あたし…)
「あぁあっ!いいわ、いいわぁっ!あたしっ…イく…っ、イっちゃいそうなのぉっ!はぁんんっ!んぅぁぅっ!ああっ!くるぅっ!!」
あのごつごつした、乱暴な手が自分の肌に触れ、あの舌で舐められたらどうなるだろう。
あの厚い筋肉質の体に押し倒され、あの大きなモノで貫かれたらどうなってしまうのだろうか。
(羨ましい…)そんな想像が頭をよぎってしまった瞬間、キャロンの自制心には決定的なひびが入ってしまった。
ふっ…とその手が浮いて乳房を優しく包む。そのまま、きゅっと絞ると全身に甘い痺れが広がった。
「あぅっ……ぁ…」
声が漏れ、力が抜ける。思わずへたりこんでしまう。期待してしまっていた身体の反応はあまりにも正直だった。
そうして全身を貫く甘い快楽の味を受け入れてしまうと、もうキャロンは自分では手を止める事が出来なくなっていた。
眼前の行為に魅入られるようにしてキャロンは自分自身を犯し始めてしまう。
乳房を撫で回し、揉みしだき、乳首を抓る。もう片方の手は股間を割り、ぬめるあそこへと指を沈めてゆく。
「はぁ…はぁ…はぁ…ぁ…ぁ…ん……ぁ…っ…」
くちゅり、と音がしてキャロンの指が自分の秘肉に包み込まれた。その溶けるような熱さと柔らかさに震えてしまう。
(きもちいい…きもちいい……ああ…でもだめ……だめなのに…手が…とまらないよ…)
キャロンは膣内で指を曲げて指の腹で肉を捏ねる。指を動かすたびに少女の体は疼きを増し、熱い蜜を溢れさせた。
甘美な味を知ってしまった肢体は最早意思を無視するかのように快楽を求め、指を無軌道に蠢かせていた。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……っう…はぁ…はぁっ…」
(あぁ…どうして…?…たりない……もっと……きもちよくなりたいって…思っちゃう…)
しかし、いかんせん経験の少ない体である。本能的に快楽を求めてもどうすればイけるのかがまだ良く理解できていない。
そのため乏しい経験を補うようにキャロンは目の前の2人の行為、先程までのユリアとの行為、
遂には敵であるラモー・ルーの愛撫さえも思い出して自らの手で快楽を得ようとしてゆく。
「ああぁぁっ!あぁぅっ、おぉぉぉーーんっ!イくっ、いっちゃうっ、すごい…これっ、ああっ!あぁっ、んぅーーーーっっ!!」
目の前ではユリアが体中をぴんと張り詰めさせて思う存分に快楽を味わい、絶頂を極めようとしている。
(どうしよう……あたし…………して…ほしい……)
その姿に羨望さえ感じながらキャロンは一人もどかしく吐息を荒げ、自らの身体を慰め続けていた。

キャロンは自慰に没入してしまっていたので嬌声が止み、静かになったのに気づいていなかった。だから
「キャロン」
とユリアに呼びかけられるまで俯いたまま一心に自分の乳房を抓り、あそこを弄ってしまっていた。
呼び止められた瞬間、悪戯を見つかった子供のようにびくん、と少女の身体が跳ねる。
おずおずと顔を上げる少女の目は快楽にすっかり潤み、凛々しい剣士の物とは到底言えない程に弱弱しくなっていた。
快活で健康的な少女の肌は今や発情した雌の匂いを放ち、膨らんだ乳房も勃起した桜色の乳首も、うなじや背中の筋、
力なく震えるお尻から太もものラインに至るまでが疼きを隠せずにいた。
「はしたない…ほんと…いやらしい子ね…」
ユリアはマリオの身体から離れるとベッドの上からキャロンを見下ろしている。
キャロンの足元では豪奢な絨毯の上に零れ落ちた蜜による染みが隠せないほどに広がってしまっていた。
絶頂の余韻に紅潮した頬を緩めながら蔑みの視線を送る元王女。言い訳の出来ようはずもなく辱められるままの王女。
そこには自慰行為に耽る淫蕩な姿を見られてしまったこの状況にうろたえ怯えるただの少女の姿があった。
「あ……あ…」
(あたし…なんてこと…みんなの前で…)
蔑む視線を受けて我に返り、鎮静してゆく意識にわなわなと震えるキャロンの唇。
王女である自分が村人の目前で淫欲に負け、はしたなく自慰をしてしまった事に対する恥ずかしさで脳裏が埋まる。
しかし消えてしまいたいほど恥ずかしいというのに、一度燃えてしまった身体は未だに疼きが収まらない。
それどころか情欲の炎は内側を更に炙り立て、ひくつく媚肉は雄を飢え求めてしまっているのだ。
暴走する心と体に混乱し、自らの身体を抱きしめたまま言葉が出せないキャロン。
その心情を見透かしたかのようにユリアは一転、笑う。もしくはそれは計画の内であったとばかりの余裕の表れだった。
「ふふ、こちらへいらっしゃい…」
悪戯っぽくユリアが微笑むと、手を差し伸べた。それに合わせてマリオがキャロンに顔を向ける。
「さあ来るがよい、キャロン王女」
無表情のマリオの口から仇敵の声が誘った。
2人の目が紫と赤に妖しく光っている。それは快楽地獄からもたらされた蜘蛛の巣糸だった。
女として、一人の雌として悦楽に身を委ねて楽になってしまえと誘っているのだ。
キャロンは逡巡する。王女として、剣士としての自責。敗北の悔しさ。敵の手に落ちてしまった不覚。
そして守るべき村人の前で演じてしまった痴態。そして疑いようもない快楽の予感。
(あぁ……あたし……もう…ダメかも…)
村人相手にリバースの剣は使えないしどうやったら村人達が元に戻るのか分からない。
ペルルもライケも未だ助けに来てくれないし、この状況からの逆転の方法が少女にはどうしても思いつかなかった。
涙が浮かぶ。負けを認めて堕ちてしまえ、気持ちよくなりたいんだろう?と身体の内側からの声が大きくなってくる。
果ては抱かれている間に誰か助けが来るかもしれないじゃない…という自己弁護さえ露わになってくる。
頭が混乱したままキャロンはやがて縋るように4つの目を見てしまう。それは肉体の敗北宣言だった。
「あっ……ぁ……はぁっ……ん…」
あっという間に下腹の底から燃え上がり一瞬のうちに全身に広がってゆく心地よい、そして懐かしささえ覚える魔力の感覚。
その甘い毒に絡め取られながら少女は俯き、羞恥に顔を背けたままゆっくりと立ち上がる。
そして敵の手に誘われるまま自ら陵辱の舞台へと登っていった。

「さ…これが欲しかったのよ…ね…?」
仰向けになったマリオのモノに手を添えてユリアが耳元で妖しく囁く。
既にキャロンは脚を開き、マリオの体を跨いで膝をついている。その後ろからユリアが体を支えているのだ。
顔を朱に染め頷くキャロン。快楽への抵抗を放棄してしまった身体は耐え難い疼きに火照って熱いほどだった。
間近で見る雄の逸物はグロテスクでおぞましいものに見えた。赤黒く充血し先走りと蜜に濡れて光り、雄の臭いを撒き散らしている。
「触ってごらんなさい……?」
ユリアに誘われるまま、おずおずとマリオのモノに触れるキャロン。
(これが……あたしの…なかに…)
大きく硬いのに弾力に満ち、生暖かく脈打っている。魔王の触手とは違う人間の雄の生殖器(魔力の影響を受けているが)だ。
これがキャロンの蜜壺を貫こうとして今や遅しと待ち構えている。思わず喉を鳴らしてしまうキャロン。
「…ここを…掻き混ぜて欲しいのよね……?」
「あっ…」
ユリアのしなやかな指が濡れひくついているキャロンの陰唇をめくり広げた。その指の感触だけで感じてしまうほど
今のキャロンは敏感になってしまっている。陰唇を広げられて花芯から充血した膣口までが外気に晒されて尻肉が震える。
その感触がユリアにも伝わると彼女は嗜虐的な笑みを浮かべてキャロンの身体を誘導し、先を促す。
「ゆっくり……腰を落とすのよ……そう……上手ね…」
「あ…ぁ……や……だめ…だ…めぇ…っ…」
震えながらもゆっくりとキャロンの腰が降りてゆく。口では本能的な恐怖に拒絶を口にしながらも快楽を確信してしまっている
肢体は止まらず素直に逸物を咥え込もうとしてゆく。ユリアの指によって広げられたあそこから零れる蜜が茂みを伝ってゆき、
雫がマリオのモノへ落ちるとキャロンの手の中で悦びにぴくりと震えながら蜜を啜った。
そして、くちゅ、と音を立てて小陰唇にモノが触れると、どくどくと脈打ち強張った肉の凶器が徐々に少女の胎内へと潜り込んでゆく。
「あっ…く…ぅ…ぅぁあぁぁぁっ…あ、く…はぁぅっ!」
すっかり蜜に濡れた陰門は太く逞しい雄のモノを包み込むと蛇が獲物を呑み込むかのようにずるり、と呑み込んだ。
既に処女膜はなく、ユリアによって膣内はくつろげられてしまっている。抵抗なくモノはキャロンの中へと侵入を果たしてしまった。
生暖かい肉棒がぬるぬるとした膣壁を擦り上げながら突き進む。その感触にたまらずキャロンが腰を蕩けさせると
最後には自身の体重によってまっすぐ最奥まで貫かせてしまった。
「くぁっ!あ…くぅんっ!…ん…あはぁっ!!」
「ほぅら…はいっちゃった…」
あごを跳ね上げて大きく開いた喉から息を漏らし、背筋をぐんと反らして少女は強烈な挿入感を受け止め、感じ入る。
キャロンが人間の雄の性器を受け入れたのはこれが初めてだった。その弾力と脈動、温かさに知らず知らず背筋を震えさせる。
その震えが膣内に伝わって肉棒をきゅうきゅうと締めつけ、雄を悦ばせつつ、自分へも悦楽を生み出してしまう。
「あぁぁぁ……ぁ…はいっ…ちゃった…なか……いっぱい…はいって…るぅ…」
その行為が生殖行為だと言う事に今のキャロンはもう思い至る事が出来ない。
異物が胎内に入り込み内臓を押し上げられているような息苦しさの一方で、身体の欠落が埋められたかのような
とてつもない充足感と体中を貫く強烈な官能に歓びを隠せず、訳も分からないまま頬を蕩けさせてしまう。
「きもちいいでしょう…?」
ユリアがキャロンの背後から抱きつき、結合部から下腹部を撫でながら耳元で囁く。
「ひゃうんっ、あっ!」
耳朶をくすぐられてキャロンが身を少し捩ると背中が押し当てられているユリアのたわわな乳房で撫でられる。
それが先程の愛撫を思い出させられてくすぐったいような心地よさを感じてしまう。
そして同時に挿入されたままの逸物を捻って内側にずくん、と快感を生み出してしまうのだ。
「…そ…自分で動いて……きもちいい所を探すの……手伝ってあげるわね…」
言うとユリアは背後からキャロンの乳房を摘み上げるように弄り始めた。
「きゃ、あぁっ!や、あぁんっ!おっぱい、や、ああぁんっ!あ、あぅ、はぁんっ!」
自分の手ではもどかしいだけだった愛撫により自然と焦らされてしまったキャロンの双丘がユリアの巧みな手技で
火を点けられてゆく。麓からじわじわと炙られ、官能が渦を巻くと張り詰め尖った乳首の先端で吹き上がってしまう。
思わず身体が跳ね、伸び上がるとずるりとモノが途中まで抜けて内側の襞を捲り上げた。ぞくりと身体が震え、
そして体勢が元に戻るとまた深々と貫きなおして脳天に刺激を突き抜けさせてしまう。
「うふふふ…やっぱりかわいいわ…キャロン…もっとよくなるわよ…さあ…」
「やぁっ!あっ、く、あぅんっ!や、はぁっ!あっ、やめて、あっ!おねがい、あっん、んっ!あぁ、くぅんっ!」
しかもユリアの愛撫は先程と変わらず巧緻そのものだった。すべすべの肌を爪でつつ、と掻いてみたり臍を擽ったり、
乳房だけでも撫で、掻き、擦り、揉み、擽り、抓り、押し、摘み、舐め、噛みとあらゆる方法で刺激してゆく。
柔らかだがしっかりと張り、豊かでかつ感度の高いキャロンの乳房はその全てに敏感に反応を返し悶えさせる。
マリオのモノを咥え込んだまま愛撫に身を委ね、身悶えするたびにあそこを違う角度から貫かせて何度も膣壁を擦り上げてしまうのだ。
「あぁっ!おっぱい、そんなに吸っちゃ、いやぁっ!あっ、は、はぁんっ!…あぁっ、おへそ、ダメぇっ!…きゃ、ぅんっ!んぁっ!」
更にユリアの舌が背中の肩甲骨から腋の下、うなじから耳朶へと舐め上げてゆく。本人もまだ意識していない性感帯への責めに
キャロンは身悶え、喘ぎ声がどんどん蕩けてゆく。そしてマリオはあえて動かず、そんなキャロンの痴態を下から見上げて笑っている。
見られている恥ずかしさでキャロンはマリオの顔を見る事が出来ない。そして横を向けば回り込んできたユリアと目が合い、
濃厚なディープキス攻撃にさらされてしまう。
「んぅぅ…んぁ、うむぅっ!む、あぁ…はぁ、はぁ、も…ゆるして…おねがい…あぁっ!」
「まだよ…まだこれからじゃない……ほぅら…」
マリオに下から貫かれたまま、ユリアに蛇のように絡みつかれ身体中を弄られるという未体験の快感に翻弄されるキャロン。
痛くて、痒くて、くすぐったくて、苦しいのに、それら全てが甘く蕩けて染み込み、気持ちよく感じられてしまう。
そして愛撫に感じれば感じてしまうほどあそこは押しつぶされて蜜を流し、どんどんと切なくなってゆく。
喘ぎすぎて呼吸はせわしなくなり、全身は熱くてたまらない。自分がおかしくなってしまったのではないかと思えるほどだ。
(こんなの……こんなの知らない……もう…あたし…ヘンになっちゃいそう…)
触られ、舐められ、貫かれるのが何故こんなに気持ちいいのか、犯されている少女には理解できなかった。
しかし彼女は頭で理解するより以前に魔の手によって快楽を身体に覚え込ませられてしまっている。
林檎や花の蜜しか知らなかった小さく可憐な唇は既に汚れた魔物の触手や雄の精液の味を覚えさせられている。
柔らかくもハリのある肌はどこもかしこも恋人でなく魔物の手によって触りつくされてしまっている。
そう、3年前。ラモー・ルーによってまだ幼かった肉体に深く刻み込まれた性感。あの魔悦を呼び覚まされているのだ。

「あぁっ!や、は、くぅんっ!んぅっ!んんっ、んぁぁっっ!あぁっ!…だめ、もう…おかしくなるぅっ!」
全身をすっかりユリアとマリオに委ねてしまい、玩ばれるままに喘ぎ悶えるキャロン。
蜜壺は熱く煮えてマリオのモノを握り締め、無意識に蠢いてしまう腰が震えるたびに蜜を溢れさせて歓びをあらわにしていた。
更にそこへユリアの指が滑らされ、最も敏感な蜜の極め…クリトリスを責められる。
快楽の道を転がり落ち続けている少女にはその責めは最早耐え切れるはずもなかった。
「はぁっ!はぁっ、はぁんっ、やだ、やだぁ…き、きちゃう…とまらないよぉ…ああんんっ!ん、ぅっ!っああぁっ!」
悶えさせられているうちにキャロンはいつしか自分であそこを締め、縦横上下にと腰を動かしてより快楽を求め出している。
ユリアに誘導されて教え込まれたとはいえ、その蠢きはもう少女のものとは言えないほどに艶かしい物になっていた。
「いいわよ…キャロン。そろそろ一度イっちゃいなさい……」
ユリアがキャロンの双果に手を添えながら囁く。その言葉に反応するかのようにキャロンの動きが激しくなりベッドの軋む音が大きくなる。
脳を焼く快楽電流の波が高く強くなって来る。さっきユリアに犯されたときのアレがまた訪れようとしているのを感じていた。
「あぁっ!もうだめ、もうだめぇっ!イク…イクの、イっちゃうのっ!あぁっ!はぁっ、はぁっ、はぁっ、ふ、うっんんーーーっ!!」
(さっきのアレが…最後に来たアレがもう一度…きちゃうの…?ああ、もうあたし…飛ぶ、飛んじゃうっ!)
下から突き上げてくる熱い衝動に押し流されて少女は全身をぶるぶるっと震えさせ、あごを跳ね上げて高く鋭い嬌声を上げる。
もう何も考えられなくなっていた。イくという言葉に連想される疑いようのない快楽の極みだけが求める全てになってしまう。
「あああああぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」
全身を痺れるような甘い快楽電流が突きぬけ、頭の中で爆発するような真白い解放感。全身の感覚がそれのみで埋め尽くされて
重力を失ったかのように身体が軽くなる。至高の快楽の甘い蜜。この瞬間の多幸感のためだけに女の幸せがあると確信させられてしまう。
目の前で火花がばちばちと弾け、手足の指先までびくびくと痙攣し、全身の感覚が抜けてふっと軽くなる。
蕩けた表情で絶頂を享受するキャロン。全身は紅潮して汗を吹き出させ、潤んだ瞳からは涙が零れている。あそこからは蜜が飛沫き、
全身の緊張が切れた後も下腹は未だ痙攣して自身を貫いているモノを締めつけ続けていた。
これが魔物の陥穽に落ち、自ら爛れた淫欲に身を任せてしまった少女の果てた姿だった。
ユリアが手を放すとすっかり脱力してしまった少女はそのままぐったりと前へ倒れ、
長く太いモノにあそこを貫かれた状態のままマリオの体の上へ身を投げ出してしまう。
男の広い胸に抱きとめられ、すっぽりと収まってしまう小柄なキャロンの身体。全身は細かい汗にびっしょり濡れて淫靡に光っていた。
快楽に膨らんだ形のよい双丘が胸板の固い筋肉に潰されて歪み、吐息をつくたびにぐねぐねと動いている。
(あ……きもち…いい…)
男に抱かれ、雄の体臭に包まれる事に対し少女は抵抗どころか奇妙な安堵感さえ覚えてしまっていた。
目を閉じ、すっかりマリオの胸板に無抵抗な裸身を預けてしまったキャロン。
その姿は魔に汚され、犯された少女というより、望んで身を捧げ、抱かれた愛人のようにさえ見えただろう。

やがてキャロンは虚ろに目を開く。マリオの目は未だに妖しく光り、少女の翡翠のような瞳を未だ捕らえている。
混濁する意識の中でキャロンは身体を少し起こすとマリオの顔に自ら顔を寄せてゆく。
「あ……む…む、んむ…ちゅ…ん…ふ…ぅ…む…」
未だ人間の男には捧げた事のないファーストキス。それを自らを犯した男に与えてしまったのだ。
自分が何をしているのか、何故そうしているのか分からなかった。熱に浮かされ、吸い寄せられるようにして男の唇を求めてしまう。
脳裏にはぼんやりとユリアに受けたキスの記憶があった。だからなのか、口づけると無意識にそれを再現しようとしてしまう。
「んぅ…む…は……は…むぅ…んぁ…ぁ…」
ねっとりと舌を絡ませ、自らの唾液を注ぎ込む。自分からこんな事をするなんて想像もしていなかっただろうに、いざしてみると
その行為に夢中になってしまう。半ば目を閉じて蕩けた表情の少女が、その瑞々しい素肌をマリオの胸板に擦りつけるようにして
くねらせながらディープキスに没入してゆく。その姿をつい数時間前まで処女だった娘とは最早誰も思わないだろう。
マリオはキスに呼応しながらキャロンのくびれた脇腹を支えるように抱き、徐々に膝を立ててゆく。
「んっ、ぅんんっ!…ん、ふぁっ…あ…んぅ…む…ちゅ…ぁ…んっ」
挿入されたままのキャロンの体勢が自然と前がかりになり腰が震えた。また身体が疼き出し、お尻が勝手に動き出す。
中に入ったモノが硬さを増して内側の襞を抉り、ずくん、と下腹が熱くなる。耐え難く湧き上がってくる疼きを紛らわせるように
マリオに唇を重ねむしゃぶりつくようにする。擦り付けている胸の奥で鼓動はどんどんと早くなり、
性急な口付けに唾液は唇から溢れて流れ落ちる。鼻から漏れる昂奮を露わにしたような吐息までも男に聞かせてしまっていた。
「ふふふ……キャロン…すっかりエッチになっちゃって…いいわ…素敵よ…」
背後でユリアの声がした。妖艶で、どこか悪戯っぽい声だった。
少し我に返り、キャロンが口を離すと絡み合った唾液が白く糸を引いて切れた。
振り返るとユリアがちょうど大きく開かされた自分の肢の間、結合部を覗き込むようにして座っていた。
膝を立てられているためキャロンは蛙のような格好で脚を開かされてマリオの身体の上に跨っている。
脚を閉じられない為に繋がっているあそこも、お尻の穴までもが広げられて後ろから丸見えになってしまっているのだ。
キャロンは恥ずかしさに思わず身体を起こそうとするがマリオの手によって脇腹を掴まれて動きを封じられてしまう。
「あっ…いやぁ…っ…見ないで…」
羞恥に身を捩るキャロン。しかし、快楽に蕩けてしまった身体では抵抗はままならず弱弱しくお尻を振るくらいしか出来ない。
「……かわいい…恥ずかしがっちゃって…」
ユリアの手がキャロンの弾力ある尻たぶを撫でる。その肌の感触だけでキャロンの背中にはざわっと鳥肌が立ってしまう。
そのまま手を滑らせて結合部…その僅か上で蜜を溢れさせているクリトリスに触れるとぐにっと押しつぶす。
「きゃ、ひゃうんっ!や、あぁぁっ!」
鋭い刺激に悶えるキャロン。繋がったままのあそこからは精液と愛液の白い混合液が溢れ出る。それを手に取りながらユリアは笑う。
「…こんなに濡らしちゃって…何を今更恥ずかしがるのかしら?…そうだ、こっちもかわいがってあげないとね…」
言いながら濡れた指先でキャロンのお尻の穴へと触れる。
「あっ!いやっ…やめて…そこは…ちが…あぁっ!くすぐらないでぇっ…ふぁうっ…」
ぬるぬるとして生暖かい愛液とユリアの精液で出来た混合液で菊座を撫でられてキャロンの顔色が変わる。
当然ながらそんなところを使う性行為など少女は知る由もない。ラモー・ルーに撫でられた事はあるのだが、それさえ記憶の彼方だ。
「うふ……ひくひくしちゃって…もう…そんなに欲しいのね?」
ユリアの顔が迫っているのが鼻息で感じられる。何をされてしまうのか分からない恐怖でキャロンは怯える。
そして覚悟も決まらないうちに生暖かいぬるぬるした感触がお尻の穴を襲った。
「ひゃう!」
キャロンの上体が跳ねる。舐められた、と感じたのはその後だった。
「う…うそ……ユリアさん…だめ…ひゃんっ!そんなとこ…きたな…あぁっ!」
信じられない、といった表情で振り返ろうとするが続けざまにアヌスへの攻撃を受けて悶絶してしまう。
「うふふふ……きれいにしてあげる…こっちも…すごく、気持ちいいのよ…」
あの気品に満ちた、清楚な元王女が自分のお尻に顔を埋めて尻穴を舐めている。そんな事あるはずがないしあっていいはずもなかった。
そして、舐められるたびに自分の体を貫き、鈍く響いて湧き上がってくる衝動。それは間違いなく気持ちいい、という感覚だった。

(うそだ…うそだ……こんなのって…こんなのって…)
ユリアが自分のアヌスを舐めている。そして自分が尻の穴で感じてしまっている。ラモー・ルーは復活し、
ユリアのあそこには触手が宿ってしまった。そのユリアに犯され、今マリオにも犯されている。
涙を零し、キャロンはわなわなと背中を震わせる。あまりの事に少女は自分に起きている現実が信じられなくなってしまったのだ。
(これは…夢だ…悪い夢なんだ…)
そう、思い込もうとする。伝説の剣士であっても女の子である。逃避したくなるのも仕方のないことだった。
しかし、魔王の傀儡たる2人はそれを許さない。背後でユリアがまた股間の触手を導き出すとキャロンのお尻を掴み、
ぐっと押し広げる。ユリアの股間の逸物が少し細く長く変化し、そのまま舌と蜜によってくつろげられたアヌスをまっすぐ貫いた。
「くっああぁぁぁぁっ!!…っか……は……ぎ…」
全身の快楽を上書きするような強烈な痛みが菊座を襲い、同時に少女はこれが現実である事を嫌でも思い知らされてしまう。
触手に腸壁を押し広げられ、キャロンの目が見開かれる。細いとはいえお腹の異物感、キツさは先程までの比ではない。
強制的に息を吐かされて呼吸が出来ず、口をぱくぱくと金魚のように開き必死に呼吸を整えようとする。
「いやぁっ…痛っ…いた…いっ…さ…裂けちゃう!…かっ…は…くぅ…っ!ぬい…てぇっ…おねが…ぁっ!」
「まだ硬いわ…ね……でも…すぐ楽になるわ…」
ユリアは狭い直腸への挿入感に恍惚としながらモノを突き入れてゆく。触手ペニスは催淫効果のある淫毒を分泌しながら
じわじわとキャロンの腸内を抉り、徐々に洗浄してゆく。突き込まれるたびに少女は未知の感覚の濁流に押し流されてしまうのだ。
「あ…ぐっ…やっ…やめっ…あっ!か…は…息…できな…くるし…はっ…はっ…あぅ…っ!…ぅあっ!」
快感から急転直下の痛みと苦しさに苦悶の表情を浮かべ、歯を食いしばって耐えようとするキャロン。
身体をびくびくと痙攣させながら感覚の暴風に折れまいとしてマリオの肩口に爪を立て必死にしがみ付く。
しかし、そのマリオが今度はニヤリと笑って苦しむキャロンに囁きかける。
「フフフ……いい顔だぞ…キャロン王女。そら、もっと可愛がってやろう…」
キャロンの中でマリオのモノがぐん、と膨らむ。そうして腰を抱きかかえると立てた膝を使って注挿を再開したのだ。
「きゃぅ!…あぁぁっ!だめ、うごかさないで…やっ、が…そんな…っ同時なんてっ…あぁっ!あっ、あっ!あぁっ!」
同時に中を抉られ、キャロンはあごを跳ね上げ、今まで開けた事がないほど大きく口を広げると、喉から搾り出すような
悲鳴にも似た叫び声を上げる。自分の内側を同時に異物が二本も這い回っている。それだけでも信じがたい事なのに、
注挿のたびに痛いのと気持ちいいいのと苦しいのが交互にあるいは混ざり合って不定期に体を襲い出いたのだ。
そしておぞましい事にそれがそのうち混乱してどちらがどちらだか分からなくなって来ているのが恐ろしくて堪らなかった。
(こんなの、覚えたら…戻れなくなっちゃうよ……嫌…こわいっ…はやく…たすけてぇっ……)
「ぅぅっ!ぅ…く…あぁっ、ぐ、あはぁっ!こわれ…ちゃうっ…ふ、ぅんっ!んぁっ!あっ、く、んっ!んっ、んはぁっ!」
膣奥は先程から変わらず熱く煮え滾ったまま、抉られるたびに快楽を生み出す。そして直腸も腸液と淫毒、触手自体の粘液が
混ざり合って触手の動きをスムーズなものにしてゆく。キャロンが感覚を見失うのに合わせて身体は彼女自身の意思とは
まったく関係なくこの陵辱に対して順応しようとしているのだ。
「そろそろこなれてきたかしら?キャロン」
「いやっ…あ…は……ぁ…ぐ…そん…な…こと…あぁっ…は…うぅ…んっ…あるわけ…な、あぁっ!」
ユリアにからかわれ否定する声は弱弱しい。だんだん呼吸が出来るようになってくると淫らに火照った肢体はまた次第に
疼きが止まらなくなってくる。徐々に苦悶の表情は緩んで喘ぎ声に甘い響きが混ざり始めていた。
肉体が痛みを和らげようとしている作用でもあるのだが、それがかえってキャロンの心をかき乱してしまう。
「ククク…苦しむ表情も良いが、それでは蜜が少なくなるからな……そら、望み通り蕩けさせてやろう」
「そんな…こと…望んで…な、あぁっ!あ、ふぁっ、あっ、いや、あっ、ああっ!はぁっ、はぁっ…はっ…」
どんなに抵抗しようと思っても次第に2穴の動きは滑らかになり、蕩け出してしまった肢体は快楽を従順に受け入れてゆく。
そしてどんなに嫌だと思っても淫蕩に染まりきってしまった身体は牡のモノを欲しがってしまい、少女の心を追い詰めてゆくのだ。
(いやっ…嫌だよ…こんなのって…だめ…こんなので…感じちゃダメっ……あぁ…なんで…?なんでなの…?ほしくなっちゃう…)
2本の逸物がそれぞれの穴を競うように貫き、襞を抉ってゆく。その度に内臓を押し込められるような圧迫感と脳を焼く電流、
そしてお腹の中を引きずり出されるような衝撃と解放感が交互にキャロンを襲う。
これは到底初体験の少女が味わうようなセックスではない。しかし、魔力によって快楽神経を増幅され、巧みな性技に曝された肢体は
それにどんどん順応していってしまう。マリオの両腕にしっかりと抱きすくめられ、腰に杭を二本も打ち付けられキャロンは半ば泣き
ながら胸から上だけで悶え苦しげに喘いでいた。それがいつしか、苦しさに紅潮した顔はそのままに、腕をマリオの首に回し、
ハリのある乳房を雄の胸板にこすり付けるようにして縋りついてしまうようになる。
「はぁっ、はぁっ、はっ、あ、く、ぁう、んっ、んっ、んぁっ、あぁっ、はっあ…ぐ、ふぁぅ…」
ぜえぜえと苦しげな吐息と低く、断続的な喘ぎ声がキャロンの喉から漏れる。しかし少女の表情はもう完全に蕩けてしまっていた。
痛みと苦しみは完全に快楽とすりかわり、全身を埋め尽くしてゆく疼きと心を押し流そうと荒れ狂う快感の大波に少女は崩されてゆく。
(もうダメ………あそこが熱くて…どんどんエッチになってく…あぁ…すごく…きもちいいの…あたし…こわれちゃいそう…)
汗まみれになった肌を男の広い胸板で包まれるとどうしようもなく安堵感が沸いてきてしまう。
互いの汗まみれの肌が捏ねられ、混ざり合っているうちに身体が一つに溶けてしまいそうに感じる。
喘ぎ、息を吸うたびに牡の汗の匂いが肺に染みついてゆき、雄の臭いに染められてどんどん自分が淫らな女になっていく気がする。
体中が熱くてたまらない。子宮の奥が蕩け、切なくなってくる。頭がぼうっとする。もう何も考えられない。考えたくない。
もっと気持ちよくなりたい。イかせてほしい。もう一度自分の一番奥にあの熱い液体をぶちまけて欲しい…

「あぁっ!はっ、はぁっ、あ、んっ!い、イかせてぇっ!あぁっ!ああぁっ!イかせてほしいのぉっ!はぁんっ!ふっ、んくぅっ!」
それが浅ましいおねだりであることなどはもう脳裏にもよぎらない。少女は貫かれながらいつしか必死に叫んでいた。
その姿は先程見て羨ましいと思ってしまったユリアのそれとまったく同じ、色欲に負け、快楽に堕ち、絶頂を希求する牝獣の姿だった。
「あぁっ…いいわっ…最高よ…キャロン、イかせてあげるわ……たっぷりとおあがりなさいっ…」
ユリアが昂奮を抑えられないまま腰を打ち付ける。下腹の奥からこみ上げ、渦を巻いて触手の先へと圧力を増して来る熱い物を感じていた。
自身の身体を埋め尽くしてゆく絶頂の気配に至高の快楽を得つつ、キャロンの直腸を深々と抉ってゆく。
「フフフ…注ぎ込んでやるぞ…熱く、濃い精液をな…そして永遠に我が奴隷となるのだ…」
キャロンには見る事が出来ないが胎内を貫いているマリオのモノはびくびくと震えながら膨らみ徐々に形を変えていた。
それはユリアからマリオに取りついたラモー・ルーの分身だった。それが今や膣奥の襞に繊毛を絡みつけながら抉って子宮口まで達し、
蜜を吸い上げながら入り口を叩いているのだ。それが人間には到底不可能な陵辱である事をキャロンは理解できぬままに
全身を吹き荒れる暴力的な人外の快楽に身を任せ正気を吹き飛ばされてゆく。
「あぁっ!あぁっ!!きもちいいのっ!きもちいいのぉっ!あぅっ!はぁっ、ぁっっ!あついの、いっぱい!ほしいのぉっ!」
それが何を意味しているのか、もうキャロンは考えることができない。胎の奥がたまらなく切なくなり、
腰を蠢かせては勝手にお尻を、あそこを締め付けてモノを奥へと呼び込み、射精を促してしまう。
「あぁぁっ!やぁっ!はぁんんっ!っあ、き、きてぇっ!あたしの中にっ、いっぱい注いでっ、めちゃくちゃにしてぇっ!あぁっ!」
ユリアに中で出された時のあの強烈に満たされ、自分の意識まで白く消えてしまいそうな程の快感を味わいたくて仕方がない。
それは彼女が望んでしまったとおりの獣のような性だった。雌の本能そのままに少女は喘ぎ叫ぶ。
その堕ちたあられもない有様に2人の陵辱者は歪んだ至福の笑みを浮かべ、キャロンを絶頂の断崖へと追い詰めてゆく。
「はぁっ、はぁっ、ぐっ、ぐぅっ、ふ、あ…くぅ、ぁんっ!はーーーっ、はぁーーーっ…んぁぅっ!」
まったく無防備な下半身の2穴に降り注ぐ陵辱者の集中攻撃が激しさを増してゆく。
キャロンは両腕でマリオの首をかき抱き、髪の毛を振り乱して全身で牡の身体に縋りつき陵辱を受け止めていた。
吐く息はぜえぜえと荒く、苦しそうなのに目は今や完全に光を失い、快楽に曇ってしまっている。
自分の内側で襞を抉りながらびくびくと脈打っているモノがいとおしくて堪らない。
そして時折ずるり、と自分の中身を吸い出されるような感覚に意識が飛んでしまう。
その感覚がだんだんと短くなるにつれ、待ち焦がれた絶頂が予感されて頬が緩んでしまうのだ。
「イクわよっ、イクわっ、キャロン、あぁっ!すごいのっ!う、出るわっ!ぅっ、ふぁっ、ぁっ、あああぁっ!!!」
「む、うぉぉっ!受けるがいいっ!積年の恨みの全てを!」
それはまぎれもなく、先程の再現だった。しかし違うのは前後の穴で同時に行われているという事だ。
倍以上の衝撃がキャロンの身体を襲う。内臓を引きずり出されているのではと思うほどの勢いでモノを引き抜かれると
体温が下がった、と思えるほどの冷たさが全身に浴びせられながら体液ごと蜜を吸われ、リバースの力をも吸われてゆく。
(っか…は…ぁ……だめ…っだめ…こ…これ…こわい…あ…すわれて…きえる…死んじゃう…いやぁっ…)
瞬間に訪れた死の予感に怯え震えるキャロン。しかし、その後に来たのは彼女の予想をはるかに凌駕するものだった。
前と後ろ、わざとテンポがずらされていた注挿がテンポを合わせて同時に、しかも最大の力と速さで突き込まれたのだ。
その圧倒的な熱量にキャロンはあっという間に溺れさせられてしまう。
「きゃあぁぁっ!あぁぁっ!!!やぁっ、だめ、もうダメ、もうあたし、あぁっ、イっちゃう…ぐ、ぅぁっ、あっ、うぅぅぅっ!!」
お腹の奥を抉っているモノがどくどくと脈打ちながら膨らんで、今にも堰を切ろうと待ち構えていた。
全身が絶頂の期待にびくびくと痙攣し、目の前に火花が散る。嬌声を上げながら少女の意識が遠くなってゆく。
そうして、最早耐え切れない程のとどめの一撃がキャロンの子宮口を貫いた時、リバースの剣士は魔悦の果てに堕ちた。
「ふぁっ、んっ、うぅっ、あっ、あぁぁあああああああーーーーーーーっっ!!!!」
魔王の熱く滾った精液が噴出し、直腸から、子宮口から、キャロンの胎内の一番奥まで叩き付けられる。
膣内を荒れ狂い、子宮を埋め尽くし、腸壁を染め抜き、白く濁った魔力の奔流は全てを奪い去り、快楽一色に塗り替えてしまう。
背中を弓のように反り返らせ、目を見開き、途中からは声にならないほどの叫び声を上げて少女は絶頂に達し、押し流される。
胎内を埋め尽くされた苦しさを突き抜けて体中を駆け巡ってくる歓びにキャロンの意識は真っ白に飛ばされてしまった。
どこまでも高く舞い上がり、同時に奈落の底まで落ちてゆく。身体がばらばらになって溶け消えてしまうような感覚。
消えゆく意識から手を放しながらキャロンは体が境界を無くしてどこまでも広がっていってしまうかのような喪失感と
宇宙、あるいは世界と一つになってゆくような深い多幸感を感じていた。

それは、あるいは神と呼ばれる者との交信であったとしたら悟りといえる物だったのかもしれない。
しかし少女が在るのは享楽の宴の只中であり、その肉体は魔王への供物である。
今、彼女の魂は夜の国の王の下へ囚われてしまったのだ。

意識を失い、無意識の痙攣に震える身体を横たえるキャロン。
ユリアは堕ちた少女を満足げに眺めると、妖艶な笑みを浮かべながらベッドを降りた。
代わりに、と部屋の壁沿いに取り囲んでいた村の男達がそれぞれ服を脱ぎ、ベッドへ迫ってゆく。
一様に正気を失った顔のまま、身体の中心では逸物が昂奮を露わにしていた。
マリオはキャロンの身体を抱くと彼らに見せ付けるように仰向けにして裸を晒す。
犯され、穢された少女の肌は未だ美しく瑞々しく、昂奮覚めやらず膨らんだままの乳房も、白濁を溢れさせるあそこも
むしろ男を知ってしまったことにより艶を持ち雄を誘って止まぬ女の色香を帯び出していた。
もう我慢できぬとばかりに取り囲む雄達の鼻息が荒くなってゆく。
「ふふふ、綺麗になったわよ、キャロン…後はゆっくり愉しみなさい…夜は長いのだから…」
ベッドを囲む男達。キャロンが意識を取り戻し、再び快楽の海へと投げ出されるのは寸刻の後の事。
淫欲に堕した少女は犯されながら今度は歓んで身体を開き、時には喜色さえ浮かべて雄達のモノを受け入れてゆくのだった…

ペルルがキャロンを発見したのは次の日の朝の事だった。
ライケと合流してから手分けして探し回り、ようやく見つけた時キャロンは村人達に犯しつくされ意識を失っていた。
朝で村人達の活動が鈍くなった隙をついて救出し、男達の精液に汚れた肌を湖で身体を清めたが彼女は目を覚まさなかった。
ゴモロスの神殿に連れ帰り、夕方になってようやく彼女は目を覚ました。ただし、それはラモー・ルーの奴隷としてだった。
性の虜となったキャロンに押し倒され、童貞を切られそうになりながらペルルはブレイブの鏡の力によって偶然にも浄化に成功する。
その後は言い伝えにあるとおりである。曰く、王女はひとたび魔の手に落ちつつも復活し魔王を討ち果たした…と。

しかしこの夜キャロン王女の肉体に刻まれた性痕は消せぬほどに深いものだった。
少女は一晩中に渡って隅々にまで魔悦の極みを植えつけられ、快楽に溺れてしまった。その記憶はブレイブの光でも消せはしない。
たとえ魔力の影響が浄化されたといってもその肉体は事あるごとに快楽の味を思い出しては淫らに疼いてしまう。
彼女は早熟に目覚めさせられ、かつ満たされることのない淫蕩な肢体を抱えたまま人知れず悩み続ける事になる。
それは浄化しきれない意識の間隙、その奥底へ身を潜めた者が肉体を得て復活を迎えるその日まで続く長い悪夢となるのだ。