深い霧に包まれた夜の世界を進むキャロン、ペルル、サラの三人…

妖しい霧の中から黒々とした岩の塊が見えてくる。
それは三人の前に立ちふさがったかと思うと見る間にドロドロと崩れ、垂直に盛り上がってゆく。
ペルルの傍を離れないようにしながら、キャロンは剣を握り締めた。
垂直に盛り上がった黒い岩は、でこぼこのコブ状に姿を変えてゆく。そして、そのコブのひとつひとつから
粘った枝のようなものが伸び始めた。
何百、何千という岩の枝は三人の周りを威嚇するようにシュッ、シュッと音を立ててうねる。
「こ、この怪物め!」
キャロンは剣を振りかぶり、目の前に伸びてきた黒い枝を払う。
「サラ!下がってて!」
サラを安全な後方まで下がらせるとペルルも前へ出て剣を抜き、絡み付こうとする枝を切り払う。
しかし、この枝には剣の力ではどうにもならなかった。
「ち、ちきしょう、手ごたえがまったくないぞ…」
「ペ、ペルル、こっちも……切っても切ったところからまた枝が…」
巨大な黒い岩は今や何万本という枝を持ったくねくねと動く樹に変身していた。
その枝がブヨブヨとした柔らかさでキャロンを取り囲み、貼りつこうと迫ってくる。
(…こいつら……まるでラモー・ルーのいやらしい舌そっくりだわ…)
キャロンは足元へ巻きつこうとする枝を払いながら鳥肌が立った。

どんなに切ってもそこからさらに増える枝。ついにキャロンの足元に黒い枝が静かに忍び寄り、
くるぶしをしっかりと捕らえた。
「きゃぁぁっ!」
粘った、ぶよぶよと液体と固体の中間のような枝が次々とキャロンの足元から腰へと這い上がって来る。
ぬめぬめとした粘液を纏い、時折ざらざらとする舌のようなその感触はあのラモー・ルーの触手と同じだった。
恐ろしさに必死に枝を切るが追いつかない。それどころかだんだん剣の切れ味が鈍くなってゆく。
枝の切り口から溢れる液体のようなものが徐々に刃を利かなくさせているのだ。
「や、やめてぇっ!気持ち悪いっ、さわんないでよぉっ!」
剣を振り回して暴れても夜の怪物は応える事無く枝を増やしてキャロンの体のすみずみにまといつこうとしていた。
それどころか着ている服の隙間へと狙いを定めて枝先を伸ばしてくる。
「エ…エッチ!ペルルー、助けてーっ」
そうはさせないともがくキャロン。だが触手はどんどん増え続け、とてもキャロン一人では防げそうもない。
そしてペルルはといえば自らの周りを取り囲む触手に手一杯でキャロンの傍までたどり着けない。

そうしているうちにどんどん絡みつかれてしまうキャロン。巻きついた枝におそろしい力で身体を持ち上げられて
宙に浮き上がってしまい、ますますペルルから引き離されてしまう。枝は四方八方から迫りキャロンは逃れる術がない。
「きゃぁっ!やめてぇっ!」
引き剥がせない枝先は腋の隙間からもぐりこむ。ぬるぬるとした感触に鳥肌が立ってしまうキャロン。
そうしてキャロンの腋の下から乳房に舐るように滑り込んだ細い枝は乳首へと巻きついてしまった。
「きゃぁんっ!」
勃起してしまった乳首に絡みついた枝がキャロンに悲鳴を上げさせ、力が抜けて思わず剣を床に落としてしまう。
剣を失い抵抗する手段を失ってしまったキャロン。その無防備な体に次々と枝がまとわりつき、太ももや二の腕を撫で回す。
「いやぁっ、いやぁんっ!さわんないでよ、くすぐったいっ」
身を捩るキャロン。しかし無数の枝はしっかり少女の抵抗を吸収し、なおも服をめくり隙間から素肌を嘗め回そうと滑り込んでくる。
むるぬると服の下を這い回り、鱗のようなざらざらした感触で柔らかい肌を刺激されキャロンはおぞましさのあまりに助けを請い、叫ぶ。
「ペルルー!早く、早くこの枝を切ってよ!」
「キャロンー!ちくしょう、前に進めないんだ!えい、邪魔するなっ」
枝はペルルの行く手を阻むように増え続けていた。剣だけではもはやちょっとやそっとではたどり着けそうもない。
そしてペルルを嘲笑うように枝たちはキャロンの体中に絡み付いて自由を奪い、本体の幹まで引き寄せてしまうと
無数の枝を伸ばして内股や腰に吸い付き柔肌を舐めるように擦ってゆく。
「きゃぁっ!あ、ひゃぅんっ!」
敏感な脇腹や内腿の付け根を同時に舐められ、思わず甘い悲鳴を上げてしまうキャロン。
自分の出してしまった声に恥ずかしくなり、顔を赤くしてしまう。
「たすけて、たすけてぇっ!ペルルー!…ひゃぅっ!」
目の前にはいるのに届かず、助けてはもらえない。必死にもがき、叫ぶキャロン。
枝は生暖かくぬめり、少女の素肌を蹂躙してゆく。そして服の上からも更に絡み付いてぐいぐいと締め付ける。
粘液に濡らされたキャロンの服はすでに肌にぴっちりと貼りついてむっちりとしたボディラインを浮き上がらせている。
そこへもぐりこんだ枝によって部分的に服が持ち上げられ、服の上からもぞもぞ這い回る枝がくっきりと判るほどになってしまっていた。
「いやぁっ、はずかしい…さわんないでよっ…」
キャロンは動きの自由を封じられ、枝の締めつけによって苦し紛れにもじもじと蠢くばかりになってしまっている。
どんなにもがいてもびくともせず、かえって枝に敏感な所を責められてびくびくと体をくねらせてしまう始末だ。
腋の下を、内股の付け根を、耳たぶを枝にくすぐられると嫌なのにぞくぞくとして背筋が震え、力が抜けてしまう。
更に乳房をまさぐられ、お尻やお臍をくすぐられるとどうしても吐息が甘く蕩けてしまうのだ。
「いやぁっ、エッチ、ヘンタイっ…やめてよ、やめてぇっ…ひっ、はぅっ…ぅんっ」
自分の体のあまりに敏感な反応に戸惑いつつも声が止められないキャロン。
必死に首を振り、嫌悪感を口にする。しかし忌まわしい夜の国の怪物による愛撫だというのに腰は震え始めてしまっている。
炙るように性感帯を責められて身体はどんどん熱くなり、ぬるぬるした感触に心地よさを感じ始めてしまっていた。

そしてパンティをめくり上げて潜り込んだ枝先がついにキャロンの割れ目を探り当てた。
「きゃぁぁっ!」
ビクン、とキャロンの身体が跳ねる。慌てて脚を閉じようとするが絡みついた枝に引っ張られて閉じる事が出来ない。
お尻のほうにも既に枝はもぐり込み、桃のような尻たぶを撫で回しながら割れ目をなぞってくる。
「いやぁっ!さわっちゃやだっ!いやぁぁっ!なめないでぇっ!」
涙を浮かべてかぶりを振るキャロン。あそこを舐められている嫌悪感と、それがペルルの目の前であるという恥ずかしさが
少女の心を追い詰める。しかし枝は抵抗などもろともせずにキャロンのあそこの襞を撫で続ける。
パンツが枝の形に盛りあがって男の下半身のようになってしまっているのが目に入り、キャロンの羞恥心が更に火をつけられてゆく。
「ひぅっ!や、やめっ、やめてぇ…っっ…いたい…よぉっ…は…はぅ…はぁ、はぁ…」
ぐねぐねと動き回る枝に弾力に富んだ乳房を絞られながら胸を圧迫され、息苦しくなってゆくキャロン。
ぜえぜえと喘ぐたびに顔が熱を帯びて熱くなってくる。
「もう…やめて…っ…さわらないでよぉっ…はぁっ…はぁっ…ふぅっ…んっ…は…」
動けないながらも抵抗をつづけていたキャロンの動きがだんだんと鈍くなってきた。枝の動きに翻弄されて体力を消耗してしまったのだ。
すると今までもがいていたおかげで気にしないようにしていた枝の動きにより意識が回ってしまう。
無防備な腋を撫でてくる枝、耳朶の産毛をざらざらと削る枝、臍の周りをくすぐる枝、背中の筋をなぞって来る枝。
太ももを擦る枝、うなじから首筋へと舐めてくる枝先…すべてがキャロンの敏感な所をしかも正確に責め立てていた。
もうキャロンにもはっきりと意識させられてしまう。この魔物の枝は少女を殺そうとしていない。辱めようとしているのだ。
「ひゃっ、やめっ、あっ…ふぁっ、ひ、んぅっ…いやっ、はぁ…は…はずか…し…ふぅっ!」
どんなに抗っても性感を意識させられるたびにキャロンの背筋は切なさにぞくぞくと震えてしまう。
身体をくねらせるキャロン。それはもう逃れようというもがきではなく、責められ悶える姿だった。

「キャローン!キャローーン!」
ペルルの声がする。先程より更に遠く引き離され、それでもキャロンが見える位置でペルルは剣を振り回していた。
「た、たすっ…け…てぇっ!たすけてよぉっ!…っは…あ、やっ…!」
助けを求めながらも痴態を見られる恥ずかしさによって次第に大声を上げられなくなるキャロン。
全身はくまなくぬめぬめした枝に拘束され、服の下へ潜りこんだ枝たちが縦横無尽に柔肌を玩んでいる。
そして屈辱的なことに言葉も知性もない怪物にいいようにされて、どんなに堪えようとしても身体が反応してしまうのだ。
漏れ出る吐息はだんだんと切迫感と湿り気を帯び、汗にまみれた体がだんだんと熱くなってくる。
「いやっ…いやぁっ…やめて…もう…ゆるして…あぁっ…おねがい…っ」
キャロンの目が潤む。会淫を執拗に擦られてあそこが熱くなって来ていた。自分でも濡れてきているのが分かってしまうほどだ。
襞を撫でる枝が花芯を捕らえ、優しく触れられるとビクンとキャロンの身体が跳ね、背中を反りかえらせてしまう。
「きゃぁっ!…だめ…そこだめぇっ…きゃぅ…んぅっ…むぅんっ…んっ…んっく…はぁ、はぁ…」
目の前にペルルがいるのが恥ずかしく、声を上げるのを我慢してしまう。しかし、そんなことはおかまいなく枝は
キャロンの反応を愉しむかのように敏感な肉の芽をつつく。びくびくと震えながら身悶えるしかないキャロン。
顔は我慢のせいで真赤に染まり、必死に振り続ける首の動きに合わせて長いポニーテールが振り乱される。
「んぅっ…く、んんっ!…や、もうやめて…も…や…ぁっ!やぁんっ!…む…むぅんっ!」
肉づきのよいお尻やくびれた腰が震え、宙吊りにされた時にブーツを脱がされた足の指先が痙攣していた。
その足指にも細い枝が絡み、粘液をこすり付けるようにマッサージしている。
くすぐったい感じがむずむずと湧き上がり、じわじわと切なさが腹の奥から滲み出して全身を弛緩させてゆく。
全身をくまなく刺激する様な愛撫にキャロンの肢体は意思とは無関係に従順になっていた。
「や…やぁっ…も、もう…はぁっ…だ…だめ…あっ…は…ぅっ…みないで…みないで…」
白い背中を汗が伝い落ちる。悶えくねらせる体の動きは次第に緩慢になり、時折ぶるぶるっと煽情的に肢体を震わせる。
全身にぞくぞくした感覚が波のように押し寄せ、あそこを中心に熱いような重いような感覚が湧き上がってくる。
もう、がまんできない。キャロンの潤んだ瞳がぎゅっと閉じられ、睫毛が震えた。
「だ…だめ…えっ…いやぁっ!…くっ…ん……っぁ!…ぁっ!……っっ!!~~~~~~っ!」
必死に唇を噛み締め、声を出さないようにしながら、キャロンは全身をぴんと張り詰めさせ、震えながら達してしまった。
そのまましばらく肢体をかけめぐる電流のような激しい感覚にびくんびくんと痙攣すると、どんどんと力が抜けてゆく。
あそこから堰を切ったようにぷしゃぁっと熱い何かが吹き出ている気がする。
わなわなと唇を震わせ、浅く短い呼吸を繰り返しながらキャロンの思考はもう真っ白に吹き飛ばされていた。
やがて痙攣がおさまり、はぁはぁと深い息を整える頃にはもうキャロンに抵抗の余力は残されていない。
魔物にイかされてしまったという事実が少女の心を折ってしまったのだ。

ペルルはそんなキャロンの窮地に気づく事無く枝を払い続けていた。枝は悪辣にもペルルが前に進もうとすると増えて襲い掛かり、
手を休めると包囲したまま動きを止めるのだった。ペルルは前に進む事も引く事も出来ずにキャロンのピンチを見続ける事になる。
その事が翻って犯されてゆくキャロンを追い詰める事になるのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ…もう、もうやめてよ…っ…お…おねがい…やめて…ぇっ…」
達してしまって力が入らず、弱弱しい声で懇願するキャロンを無視するかのように枝は再び活動を開始する。
今まで服の下を這いずり回っていた枝がぐい、と持ち上がり枝先で服を貫き引き裂きながらめくり上げてゆく。
「ひゃっ、や、やだぁっ、やめて、やめてぇっ!めくっちゃいやぁっ」
脱がされる恥ずかしさに身を捩るキャロン。徐々に上半身の露出は増え、昂奮に朱のかかった肌色が零れ出てゆく。
そして抵抗も空しく胸元から差し込まれた枝によって服がめくり上げられ、キャロンの双丘は露わにされてしまった。
枝に巻きつかれたままの乳房は釣鐘のような形を強調され、その柔らかな丘の頂点では桜色の乳首が愛撫に感じ入ってしまった事を
表すように勃ってしまっている。
「いやぁっ…見ないで…見ちゃいやぁっ…」
思わず叫んでしまい、ペルルの視線を呼び込んでしまう。目が合うとキャロンは恥ずかしさから視線をそらした。
ペルルも慌てて視線を外し、剣を振るう。しかし、それでも前には進めなかった。
「くそおっ、キャロンを放せっ…」
「いやぁっ、いやぁぁっ!」
キャロンの瑞々しい肌は汗と枝の分泌する粘液にまみれて鈍い輝きを帯びはじめていた。
魔物の愛撫に感じてしまっている事とペルルに見られていることの二重の恥ずかしさにキャロンは責め立てられる。
助けて欲しいのに、近寄られると感じてしまっている恥ずかしい自分を見られてしまうのだ。
どうしていいか分からず、ただ首を振って身を捩りながら叫び抵抗の意を示すしかないキャロン。
「あぁっ、やめて、おっぱいやめてぇっ、あぅっ、ひゃんっ、はぁ、ぅんっ!びくびくしちゃうっ…」
露出させられたしなやかな上半身を自由に舐めまわす枝たち。背中もお腹も枝が縦横に這い回って擽り、
縛り上げられた乳房は弾力を愉しむかのように捏ねられ、桜色に尖った乳首も突いたり吸ったりされている。
服の下で見る事が出来なかった愛撫がキャロン自身にも見えるようになってより羞恥心を刺激してゆく。
宙吊りにされたままのキャロンは枝に玩ばれ、まるで踊る人形のように身悶えし、腰を蠢かせ、脚を突っ張らせてしまう。
愛撫に感じるたびにくねらせてしまうその敏感で淫靡な肢体を男に見せ付けるように魔物の枝は少女を毒牙にかけてゆく。
「あっ、いやぁっ、そこは…やめて、だめぇ…ぬがさないで…はぁっ…あ、くぅんっ」
今や布切れ一枚となってしまい、内側からは既に蹂躙されてしまっている最後の砦を崩しにかかる枝たち。
嫌々と首を振って泣き叫んでも無数の枝が四方八方から隙間へ殺到し、ずり下げにかかって来ては抵抗しようもない。
あえなくブルマはキャロンの丸いお尻を滑り、むちっとした太ももを、引き締まったふくらはぎを滑り落ちて足先から抜けてしまう。
そして最後の一枚を抜き取った枝はその蜜と汗と粘液でぐっしょり濡れてしまったそれをペルルへ向けて投げつけたのだ。
「くっ、何を…えっ?」
手で払いのけようとしてペルルはそれが何であるか気づいてしまう。ぐっしょり濡れ、牝の匂いに満ちたそれに。
「いやぁっ!見ないでっ!こっち見ちゃだめぇっ!」
驚くペルルの思考が凍る。思わず見上げようとしてキャロンに怒鳴られ、うろたえた所を枝に剣を奪われ、立ち往生してしまった。
それはキャロンを助ける方法を失った事と、同時にここで最後まで見続けなくてはならないことを意味していた。
悔しさに歯噛みするペルル。しかし同時にキャロンの美しい裸身に目を奪われてしまっていた。

目の前にいるのにもう助けてはもらえない。絶望感を覚えつつ裸にされてしまったキャロン。
引き締まっていて、なお柔らかい健康的な肌の全てはペルルの眼前で晒されてしまい、枝の力に抵抗できず肢を大きく開かされる。
少女の股はもうすっかり濡らされて太ももまで蜜が零れ、細い枝に弄られ続けたあそこの襞はピンク色に充血していた。
陰唇の奥で雄を受け入れる準備の出来上がった、しとどに濡れた淫靡な肉がひくひくと蠢いてしまっている。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…いや…やめて…あ…っ…おねが……いっ…ふ…ぁ…ぅ…」
あまりの恥ずかしさに涙を浮かべ弱弱しく首を振るキャロン。あそこへと迫ってくる太い枝をどうすることもできず、
腰を動かして避けようとするが、今や蜘蛛の巣に囚われ糸に全身を絡みつかれてしまった状態のキャロンにはもう逃れる術がない。
おぞましくも生殖器を模した枝が鎌首をもたげてゆっくりとキャロンの割れ目へと辿りつく。
したたり落ちるキャロンの蜜を受けて鈍く光りながら、枝の先端がキャロンの陰唇を押し広げた。
「あぁっ……あうっ…や…あ…ああ…」
身体を引き裂かれる恐怖と、音を立てて脈動する禍々しい魔物の生殖器の熱くぬめった感覚に震えるキャロン。
その感覚はマリオに犯された時のものに似ていた。
「やめろおおっ!」
見せ付けられる格好となったペルルが遠くで叫ぶ。キャロンは恥ずかしさと悔しさに俯き、顔を背けた。
下肢を割り、襞をこじ開けた力強いこわばりがひくひくと息づくキャロンのあそこを捉え、押し広げてゆく。
「あぁっ…やめて…ゆ、ゆるして…だめ……えっ…おねがい…だから…あぁっ…」
全身の感覚をあそこに集中させられるように枝はじわじわと進んでくる。キャロンは知らず知らず、自分で肢を開き
咥え込もうと腰を動かしてしまっていた。そこへ根元からうねるような動きを持って枝が進んでくる。
「あああっっっ……!!」
ずちゅ、と音がして太くおぞましいものがキャロンの膣内へと突き入れられた。
目を見開き、激しい喘ぎとともにあごを跳ね上げて挿入の衝撃を受け止めるキャロン。
手は虚空を掴み、目からは涙が零れ落ちた。
ものは中に入り込むと幹から触手のような枝を分かれさせ、膨らみながら襞の間へもくぐり込んでゆく。
「や……やめて…あ……あぁっ!…くぅっ…う…く…くるし…」
苦しげに呻くキャロンの額を汗が流れ落ちる。
忌まわしい魔物に犯されているというのに、体の奥は熱く切なくてたまらなかった。そして自分の意思とは無関係に蜜が溢れてくる。
「やぁっ、ああ…だめ…あたし、変になりそう…あぁっ……はぁっ…はぁっ…」
熱く蕩ける蜜の沼のようになってしまっていたキャロンの胎内。そこを捻り込み穿るようにしてモノはじわじわと奥へと進んでくる。
その汚れたものを拒むどころか呼び込むように膣奥の粘膜がひくひくと震え、咥え締めつけてしまう。
あどけない少女の肉体の奥から淫らな性欲が炙り出され、堪えるように顔を歪めながらも肢体はモノに馴染んでゆく。
蕩けた溜息がしどけなく開いたキャロンの唇から漏れ、紅潮した頬がもの狂おしいほどの魔の悦楽に歪んだ。

「いや……こんなの…いやぁっ…あぁっ、は…あ…くっ…あぁっ…ぐ…そんな…はげし…く、しないで…」
枝たちはキャロンを貫くモノに呼応するかのように全身を玩ぶように蠢き、揺さぶっていく。
腋を、腰を、耳朶を、舌を、うなじを擽り、太ももを、背中を、お腹を撫で回し、乳房を絞って乳首を突き、お尻から会陰を舐る。
性感を炙りだされたキャロンはもうどこを触られても心地よく、身体の芯がぞくぞくと震えて感じてしまう。
胎内をめちゃくちゃに暴れながら蜜を吸い上げる枝の感覚にキャロンははっきり嬌声をあげてしまっていた。
頭では異物を吐き出してしまいたいと思うのに、その膣内が陵辱者を締め付けながらもっと奥へと飲み込んでしまう。
「ひゃぁんんっ!ああぁっ!だめ、やぁっ!あああっ!もう、ダメ、もう…だめぇぇっ!」
魔物のペニスに犯されるキャロン。それをペルルは眼前でただ見ていることしか出来なかった。
助けられない悔しさ不甲斐なさに手を握り締める一方で、彼自身のモノは乱れるキャロンの痴態に反応してしまっていた。
それが更に情けなかった。そしてそのペルルの姿はどうしてもキャロン自身にも見えてしまう。
「あぁぁっ!ペルル……見ないで…あぁっ!み、みないでぇっ…あぅんっ!は、はぁんっ!ああっ!」
呆然としたままキャロンの痴態を見上げているペルル。必死でその視線からから逃れようと顔をそむけながらも
更に貫かれるあそこを見せ付けるように腰を蠢かせてしまうキャロン。
ペルルに見られている、そう思うだけでも身体が火のように熱い。恥ずかしい。恥ずかしくてたまらないのに、
何故だかそれがかえって妖しい歓びを生み出して体中を走り抜け、乱れてしまうのだ。
「あああぁっ!やっ、う、ふぁっ…ひ…うぅんっ!た、たすけて…たすけて……あたし、もう…もう…あっ!」
逃れられぬ魔悦の袋小路に追い込まれ、肢体を性感にじりじりと焼かれてゆくキャロン。
胎内いっぱいに枝が這い回り、膣口と子宮口を同時に擦り貫かれる。その衝撃と未知の感覚に押し流され、
体中を走る電流に身を任せてびくびくと痙攣し登りつめていってしまう。
大きく股を開いて背中を弓のように反り返らせるキャロン。揺さぶられて汗が飛沫き、蜜が溢れて落ちる。
「ふぅっ…ん…うぅ…あぁ…はぁっ…うっ…あぁ…はぁっ…ん…あっ…んぅ…きゃっ」
人間のモノには到底出来ない全身愛撫と抉り捻りながらの激しい挿入にすっかり飲み込まれ、蕩けた喘ぎ声を上げてしまう。
唇をつついていた枝が舌を絡めとりながら口腔へ滑り込むと自然に口を開き、咥えこんでしまった。
「むぐ…む…んんっ…んんぅ…ん!ぐ…む…ふぅんっ!…あ…や…ぁ…ぶ…む…うむっ……ん…」
ぬめぬめした枝先を咥え、その粘液を舐めて喉に落とし込むキャロン。
頭を揺さぶられて思考が働かなくなって何も考えられない。理性が薄れ気持ちよくなりたいという本能だけが残されている。
あまりに強烈な未知の経験。魔物の陵辱に対し身体は順応を選択した。愛撫に反応し蜜を流して悦ぶ牝になってしまったのだ。

「あぁっ…んっ…あぁっ…はっ、はっ、く…むぶ…ぷぁっ…はぁっ…はぁんんっ…」
息苦しさと快感でキャロンの意識が遠くなってゆく。蜜を吸われ、全身はもうたまらない程の快感で包まれている。
枝にキスされ、舌を絡めあっていると意思も言葉もない魔物相手なのに愛し合っているかのような錯覚さえ生まれてくる。
唾液と粘液を交換し、喉に落とすと胃の奥が燃えてるように熱くなり、お腹の奥がきゅうきゅうと喜びの声を上げてモノを締めつけ、
びくびくと悦びの反応を返す。体の内側からも気持ちよくなり、嬉しさすら感じてしまう。
既に服の残骸はなく枝によって全裸に剥かれ、キャロンは健康的で美しく育った体の隅々までを魔物に曝け出してしまっていた。
呆然と立ち尽くすペルルの目の前だと言う事ももはや忘れ、その肢体を貪らせては身悶え歓喜の喘ぎ声をあげてしまう。
「あぁっ!あああっ!はぁっ、も、もうだめ、もうあたしっ、あぁっ!く、あ…ひぐぅっ!んっ、くぅんっ!あぁっ!!」
激しく注挿される膣口は大きく広げられ、とろとろとした蜜と粘液の混合液が溢れ飛沫いている。
あられもない嬌声をあげ、魔物の陵辱を受け入れるキャロン。今のキャロンはもうリバースの剣士ではなく、
魔物への性の供物となり果てていた。汚れたモノを歓んで咥え込み、その身を夜の快楽へと沈める淫猥な牝がそこにいた。
汚され続ける股を大きく開き、ひくつく尻の穴までペルルに見せつけながらキャロンは魔物の手による絶頂へと登りつめてゆく。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、あたし…あたしっ…あぁっ!く、はぅっ…あぐぅっ…くぅっ…んっ…あっ!はっ…はっ、はっ…」
わなわなと唇を震えさせ、切迫した吐息をつく。ぐねぐねと揉みしだかれる乳房の奥で鼓動の高鳴りが激しくなってゆく。
同時に体を貫いているモノもびくびくと震え、大きく膨らみだしていた。射精が近いのだ。
それを本能的に察知したのか、キャロンのあそこがきゅうきゅうと締まり、体は急速に絶頂へと誘われてゆく。
「あぁぁっっ!もう、もう、い…イっちゃう…イかされちゃうのぉっ…はぁっ…はっ…あっ…く…ぐ…んんっ!んふぅっ!」
一斉に蜜を吸い上げられて飛び上がるような浮遊感と共にキャロンの意識が薄れる。眼前で火花のようなものがぱちぱちと弾ける。
遠くにペルルが見える、ような気がする。

汗と粘液に濡れた美しく、淫靡な光を帯びた肢体を妖しくくねらせる少女。ペルルにはそれがもうキャロンと同一人物とは
思えなかった。息を飲み、昂奮に顔が熱くなってしまう。確認するように呟く。
「キャロン……」
キャロンの痴態に放心し、呆然と立ち尽くしてしまうペルル。目の前で良く知る少女が魔物に犯され、あろうことか悦んでいる。
その現実をまだ受け止める事が出来ないのだ。股間が痛いほど膨らみ、その心の隙間には情欲の黒い影が差し込んでゆく。

「あぁっ!はぁっ、はぁっ、くっ…ぅんっ!んぅっ、んっ!んっ…はぁっ、もう…だめ、もう…あっ!」
キャロンはかぶりを振り、激しく喘ぐ。もう何も考えられず、膣口からクリトリスをかすめながら子宮までを深々と貫く逞しい枝の
突き込みに未だ成熟しきっていない肉体の全てを委ね、溢れてくる快楽に溺れてしまっていた。
苦しさも悔しさも怖さも恥ずかしさも痛さもくすぐったさも気持ち悪さも気持ちよさも、すべてが混沌としたまま牝の喜びとして
キャロンの体の芯に刻み付けられ、まだ幼さの残る少女の肢体は魔物の手によって急速に女へと目覚めさせられてゆく。
「いやっ、はぁっ、はっ、はっ…い、いやぁっ!きちゃう、きちゃうっ!もうやだ、やだぁっ!ゆるしてぇっ」
枝に玩ばれている乳房を震えさせ、何度も小さい絶頂の波に打ちあげられるキャロン。本能的にそれが大きい波の予備動作である事が
理解できてしまう。押しつぶされて捏ねられているあそこが火のように熱く、胸の奥が切なくて息が出来なくなってくる。
キャロンの中で、それがはっきりキモチイイという形を取ってしまっていた。
「だめっ…こ、これ以上…きたら…っ…お、おかしくっ…なるぅっ!あぁっ!ひゃぅん!うっ、あっ、ぐぅっ!」
全身を拘束している枝から白い分泌液が噴出し始め、キャロンの肌を汚してゆく。
その臭いにキャロンは思わず顔をしかめるが、捏ねられ馴染まされるうちに胎の奥が切なくなり、やがて蕩然としてしまう。
彼女はまだ知らないが、それは精液の臭いとほぼ同じものだった。
「だめぇ…もう…だっ…だめ…っ…あぅっ…はっ、はっ、くっ、うぅ…んぅっ!あつい…おなか、あついのぉ…っ」
紅潮し、汗の浮いた額に髪がはり付く。苦悶の表情を浮かべながらも、とめどなく沸いてくるもの狂おしい歓びに頬が緩んでしまう。
喘ぎ渇いた喉に枝を突き込まれ、咽せながらも分泌物を飲み下し、めくれた赤い唇を精液に汚辱され、無意識にそれを小さな舌が舐め取る。
耐え切れずに正気を手放し、従順に快楽責めを受け入れてキャロンは絶頂へと堕ちてゆく。
「あぁ……い…イイの…きもち…いいのぉ…っ…あっ…あたし…イくっ…のっ…イっちゃう…よぉっ…も…ダメぇっ…」
魔物の執拗な陵辱に負けて快楽へ流され、喘ぎ、嬌声をあげ、遂に自ら快楽を訴えてしまうキャロン。
どくん、どくんと脈打つ触手の胎動がキャロンの胎の中で同期してゆく。熱く脈動し、細かい枝に蜜を吸わせながら締め付けて
射精を促してゆく。それに応えるように触手は荒々しく蠢き、とどめの一撃を与えようとピストンを早くしてゆく。
「ひぃっ!あっ!きゃぅ!んっ!んっ!んぁぁっ!や、そんなにはげしくっ!…さ、されたらっ!あぁっっ!ぐ、んぅっ!」
太ももに食い込むほどに絡みついた枝に肢を大きく広げさせられ、キャロンのあそこがペルルから丸見えの状態になる。
太い触手に押し広げられて充血したあそこは溢れた蜜と先走り汁がピストンによって泡立てられ、ぐちょぐちょと姫鳴りを立てていた。
突き込まれるたびにあそこが、お尻の肉が、内股がぴくぴく痙攣し、身悶えながら妖しくくねらせている。
少女のものとは思えぬほどその光景は淫靡であり、ペルルは我を忘れて喉を鳴らし、ズボンには先走りが染みてしまっていた。
「わ…たっ…たしっ…もうっ…もう…あぁぁ…い、いやぁっ…こわい…こわいよ…だめぇっ…も…やめてぇっ…」
全身を駆け巡る甘い電撃のような衝撃と渦を巻いて押し流そうとする胎の奥の熱さに炙られ、本能的な恐れに怯えるキャロン。
しかしその体はもう止まる事無く絶頂へと導かれている。そして、少女の覚悟を待たず胎の奥で最後の堰が切られた。
「はっ、うっ、くぅっ…んんっ!ひゃ、あぁぁっ!……っっ!!」

びゅるっ、と白く濁った粘液が触手の中を駆け抜けキャロンの最奥に迸った。熱い、と思った次の瞬間に圧倒的な快感が
胎の底から爆発を起こし、一気にキャロンの心を吹き飛ばしてしまった。
「ぅっ、うぅっ…っ、きゃぁっ…うっ…あっああああああぁぁぁぁ------っ!!!」
しなやかな肉体の指先までをぴんと張り詰めさせて爆発するエクスタシーを受け止めるキャロン。
ありったけの息で悲鳴を上げ、目を見開く。が、何を叫んでいるのかも何を見ているのかも少女にはもう分からない。
胎の奥に注ぎ込まれる熱い粘液に反応してあそこからは蜜が迸り、体中が浮き上がってばらばらに飛んでいってしまったかのような
浮遊感と気持ちいいとしかいいようのない解放感に理性は押し流されて消えてゆく。
経験したこともない、これからも人間相手では絶対に得られないだろう圧倒的な絶頂にキャロンは攫われてしまったのだ。
「うぅっ…ぅっ…うっ…あぁぁぁっ…っ…ぁ…ぁ……っ……まだ…なか…に…っ…も…ゆるして…」
どくどくと注ぎ込まれ、膣奥を満たしてゆく粘液。ぐったりと力を抜き、目を伏せてしまった少女の最後の一線までを汚辱する。
それでも淫蕩な膣奥はぴくぴくと反応し、最後の一滴まで忌まわしい精を搾り取ろうと無意識に蠢いてしまう。
肺に残った息で細く弱い掠れた喘ぎ声を喉から漏らしつつ、キャロンは小刻みに震えながら意識を手放して堕ちてゆく。
キャロンのへその下が少し膨らむほどに注ぎ込んでから、ようやく触手は射精を終えてあそこを埋めていた枝をずるりと抜いた。
陵辱に充血し、捲れ広がった膣口から胎内に充満し逆流した精液とキャロン自身の蜜と潮が溢れ落ちて床を濡らし溜まってゆく。
「あぁっ……はぁぁ……ぁっ…はぁっ………あ…や…ぁ……っ…」
失禁してしまったかのような背徳的な解放感に震えるキャロン。ぐったりと力を抜き、絡みつく枝に全身を委ねてしまう。
その一部始終をペルルが見ていることも、もう意識はできなかった。
枝たちは残った蜜を吸い、射精を終えると目的を遂げたとばかりに、ゆっくりキャロンを床へ降ろし拘束を解いてゆく。
そして樹は再び黒い岩の姿へ戻るとシューと音を立てて黒い霧の向こうへと消えていった。
後には敗北し肢体を蹂躙され、肌の隅々まで魔物の精液に汚辱されて絶頂に追い立てられてしまった全裸の少女が残される。
仰向けに倒れたまま少女は肩で息をし、時折腹筋を震わせながら絶頂の余韻に身を委ねている。
泣き疲れ、叫び疲れた表情、火照った頬には涙の跡が残り、潤んだ瞳は焦点が合っておらず虚空を見つめていた。
「はぁ…はぁ…はぁっ……っぁ…ん…っは…あ……はぁっ…は……」
しどけなく開いた唇から荒い息を漏らし呼吸を整えようとするキャロン。
未だひくひくと息づくあそこから逆流する精液がごぼりと溢れ出るたびにぶるっと身を震わせていた。
その弱弱しく被虐的な姿にペルルは枝が全て消えても立ち尽くし呆然としたまま、暫くキャロンに近づく事が出来なかった。

「ばかぁっ!何で助けてくれなかったのよっ!」
ようやく正気を取り戻したキャロンは恥ずかしさと悔しさをペルルにぶつけてしまった。
「ごめん……」
理不尽に叩かれるペルルも犯されるキャロンの姿に昂奮してしまった後ろめたさから言い返す事が出来なかった。
全裸に剥かれてしまったキャロンは辛うじて残っていた布をつなぎ合わせて服を作り、戻ってきたサラと三人で先へと進む。
しかし、後ろめたさと気まずさから二人と距離を取ってしまい、程なくキャロンは二人とはぐれてしまう事になるのだった。

さて、サラはキャロンの窮地に後ろへ下がったきり、いったい何をしていたのであろうか?
二人は最後に答えを知ることになる。