森の奥、とある館にて戦いに決着がつこうとしていた。

「たぁーーっ!」
気合一閃、キャロンの振るう剣が敵の身体を貫いた。
「ぐぁっ!ぐ…ふっ…」
敵…フードを着た男は剣を突きたてられたままよろめき、壁に倒れ掛かる。
寄りかかった背中から流れ、壁を伝う青い血。彼が人間でない証左だった。
「はあっ、はあっ…これで、お前も最後ね。リバースの剣の一撃は魔物を滅ぼす力を持つのよ」
荒い息を吐きながら剣を引き抜くキャロン。身体に残るいくつかの傷が戦いの激しさを物語っていた。
「…っ…まさか捨て身で突っ込んでくるとはな…してやられたわ…」
壁にもたれたまま崩れるように座り込み、血を吐くと魔物は悔しげにキャロンを見上げる。
未だ気を抜かず睨んでくるキャロンの顔は勇敢な戦士のそれであり、一点の曇りもない凛々しさを感じさせた。
彼はその姿を素直に美しいと思う。そして…だからこそ汚したくなるのだとも。
「ククク…しかし、我が毒蛇の鞭を受けて、なお無事で帰れると…思うかな?」
彼は美しい戦士の肌を名残惜しそうに見る。左太もも、右脇腹。左肩。3箇所に鞭の痕が残されていた。
「なんですって…?」
キャロンの顔色から勝利の高揚が失せ、不安の色を帯びる。
「……残念だ…実に…残念だ…グッ…」
彼はそれきり口を開くことなく息絶え、ほどなくリバースの剣の効果によって体もが崩れ去った。
後には魔物の末期の呪いに動揺してしまった少女のみが残された。
少女は焦る。鞭で打たれた肌には確かに牙の噛み痕のような2つの傷がついている。
本当か嘘か、毒ならどんな毒なのか、遅効性なのか速効性なのか。治療法はあるのか…彼女にはもう知る術がない。
ただなんとなく、鞭で打たれた所が熱を持って来ているような気がして仕方がなかった…


その日、俺は畑仕事を終えて家に帰ろうと荷馬車で向かっていた。
近道なのだが、魔物がいるかも知れないという事で普段はあまり近寄らない森のそばをさしかかった時、
道端の木にもたれて座り込んでいる赤い服を着た女の子を見つけた。
一目見て分かった。それはキャロン王女だった。王女は隣町に昔住んでいて、俺は兄貴がいるからたまに行っていたが
そのときからかわいい子だなと思っていたので見間違うはずも無い。しかしそれがなんでこんなところに…?
「どうされました?王女様」
馬車から声をかけるが返事がない。近くで見ると顔色が良くない。所々怪我もしている。
馬車を降り、肩をゆすってみるが意識が朦朧としているようで反応がない。呼吸もぜえぜえと苦しそうだ。
怪我している箇所を見ると蛇が噛んだような痕が足についていた。
「これはいかん、蛇にでも噛まれたか。ここじゃまずいから家で治療を…」
俺は慌てて王女を抱えて馬車に乗せると、大急ぎで家に帰った。

家は村の隅で一人暮らしだったから途中で要らぬ説明をする必要がなくて助かった。
ひとまず彼女をベッドまで運ぶ。魔王を倒した勇者なのに、こんなに軽くて小さい女の子なのかと
正直驚きが隠せなかった。腕も筋肉はあるが細くて柔らかく、重い剣を振り回してるようには思えない。
今自分の腕に抱えられて苦しげにしている、こんな少女に世界は救われたのか…
ベッドへ寝かせ、濡らした手ぬぐいで額の汗を拭く。苦しげに呻く王女の顔が一瞬ほっと緩むが、
すぐに苦悶の表情に戻ってしまう。これでは埒が明かない。
「何か…蛇なら毒消しがあったはず…しかし、その前に…」
少しでも毒の効果を軽減させる為に患部から毒を吸い出さねばならない。
と、ここまで考えて俺の思考が急ブレーキをかけた。毒を吸い出す治療具は無いから口で吸い出すほかは無いのだが、
それはつまり俺がキャロン王女の肌に口付けするという事にほかならない。
一気に心臓が鼓動を早める。苦しそうに呻くたびに動く王女のしなやかな脚…服が破れて傷口が
露わになっている脇腹…そして細くて吸い込まれそうなほど白い肩口…
俺の目はその3点、いやそれ以外にも胸とか腰のラインにも釘付けになってしまう。
王女といってもまだ少女の年齢ではあるが、服の上からでもプロポーションが良いのが分かる。
こんなこと…いいのか?本当に?しかもよりによってこんな際どい所に…
しかし、迷っている時間はない。ほんの僅かな葛藤。ごくり、と喉が鳴る。
やはりというか、治療行為という大義名分と下心に俺の良心が勝てるはずも無かった。

俺はまず、左の太腿へ顔を寄せる。小柄ながらも肉がしっかりついているせいでむちっとした
理想的な脚線美を描いていた。普段からミニスカートを履き、隠すことなく脚を見せているのはそれを誇って
いるためなのだろう。そのまぶしい太腿の内側に噛み跡のような傷がつき、周囲が赤く腫れ、一部が青くなっている。
健康的な肌色の腿に手をかけると、すべすべした皮膚の感触とともにむにっと肉が沈み込み同時に
指を押し返そうとする弾力を感じた。これだけでも理性が吹き飛びそうになるのに、顔を近づけると
拭き取られていない汗の匂いが鼻に飛び込んできた。その芳しさといったら!
女の子の匂いなど商売女の香水の香りしか知らないから、化粧もしていない少女からこんないい匂いが
するなんて思いもよらなかった。思わず我を忘れてたっぷりと吸い込み、そのまま吸い寄せられるように顔を寄せる。
目の前が肌色でいっぱいになる。口を開き、おそるおそる患部へ近寄っていく。
いつ「やめて!」と言われても止める事が出来るように。しかし、制止の声はついにかからなかった。
俺の唇が太腿に触れる。その肌の感触に脳が焼けそうになりながら患部を思い切り吸い上げた。
「あ…うっ…」
彼女の肢がピクリ、と震える。そのまま吸い上げてバケツへ吐き出すと、赤い血に青い液体が少し混じっていた。
これか…と思いつつ2、3度と続けると青い部分がかなり薄まってきた。次へ移ろうと身体を起こす。
彼女の脚には俺のつけたキスマークがくっきりと残されている。改めて見るとなんだかすごく大それた事を
してしまっている気分になった。しかし、止める事は出来ない。これは治療なのだから。

次はお腹か…と、見るとブラウスが鞭で叩かれたかのように破れ弾け、そこの下に傷がある。
これでは吸い出しにくいよな…とブラウスに手をかける。知らず知らず、手が震えていた。
スカートのベルトが思ったより大きく、邪魔になる。ということは…
「…っと…治療、ですからね。治療…ですから…」
聞こえるとも無く言い訳しながらベルトを外してミニスカートを脱がす。
赤いパンティともブルマとも見える下着が露わになり、足の付け根が目に入って思わず息を飲んだ。
見ているだけで興奮で熱くなって汗が吹き出てくる。
そして心拍数が更に上がるのを覚えつつ、震える手でブラウスの下のボタンを外してめくり上げる。
「うわぁ……」
思わず声が出てしまう。白く柔らかそうな腹とその中心にある臍が目に飛び込んできた。
脇腹は健康的なくびれを持ち、浮き上がった腰骨とが描く蠱惑的な曲線は自分が魔物だったなら
噛り付いてしまうだろうと思うほど、艶っぽいラインだった。
そしてそのラインはスカートを脱がせた事で脚まで繋がり、腰の膨らみから太腿へと流れてゆく。
すごくエッチな眺めだった。これはたまらない。こんな間近で見ているとなんだかくらくらしてくる。
しかし、一度踏み込んでしまったからには今度は躊躇うことはできない。一気に脇腹へ口付ける。
「あっ!……」
小さく細い声を上げ、ピクリと王女の身体が震えた。それだけで股間が一気に熱くなる。
声を聞いていると治療が出来そうに無いので反応に気を向けることなく、俺はひたすら彼女の脇腹を吸う。
太腿よりも肉が少ないお腹の感触は極上の小麦で作ったパンのように柔らかで採れたての果実のような瑞々しさだった。
彼女の手が僅かに震えながら俺の肩に置かれる。やめて欲しい、という意思表示なのだろうか。
しかし、それは聞けない。これは治療行為だ。そしてなにより、この極上の肌の感触を味わう行為を中断されたくない。
吸いすぎて、一部飲み込んでしまった気がするが気のせいだろう。毒なら気分が悪くなるはずだがまったく異常はない。
今俺の頭はひどく冷静で王女を助ける事に集中できている。
「あっ…あぁ……っぁ…」
吸われて、王女がうめき声を上げる。さっきより苦しそうな感じが少なくなっているようだ。
治療自体は間違っていないと思う。次に移ろう。

今度は肩口だ。ブラウスには袖が無いのでむき出しになった細い肩から直接傷口が見えている。
しかし、自分の位置だとそのままでは吸い出せない…仕方ないとベッドに手をかけ、近寄ってゆく。
王女の顔の目の前を通るのは流石に緊張した。恐れ多い上に直視したら吸い込まれてしまいそうな気がしたからだ。
肩へ顔を寄せると、王女の吐息が耳にかかって身震いがした。細いうなじにどうしても目を惹きつけられてしまう。
格好だけ見ると俺が王女の上半身に覆い被さっているような感じで、なんだかいけない事をしているような気分になる。
いや、これはもういけないことにしか見えないだろう。俺は最大限の自制心を振り絞り、触れてしまってはいけないと思いつつ、
何とか口だけで肩口まで持っていった。自分の胸の真下に王女の胸があると思うだけでもう心臓が破裂しそうだった。
「あぁっ…ぅ…んっ…」
吸った瞬間、王女の口元から零れる声が至近距離で聞こえて脳を焼く。なんて色っぽい声なのだろうか。
肉のほとんどつかない肩口は敏感な場所だ。そこを吸われて、こんな甘い声を上げるとは。
毒で弱り、苦しんでいる声にしてはあまりにもその声は艶めいた響きを持っていた。
彼女の震える手が俺の両腕を捕らえる。その力があまりに非力で余計に俺の理性を砕いてゆく。
もしや、王女は感じているのだろうか?この俺の口付け?で?
確かめるように更に吸うと彼女の手が震え、身を捩るようにする。そのたびに胸の先が俺の身体に触れて
服の上からでも分かる柔らかい感触を伝えてくる。もう、正直理性が持ちそうに無かった。
「あン…はぁっ……はぁ…はぁ…ん」
王女の湿った吐息が俺の耳をくすぐってくる。ベッドに置いた俺の手が震えている。
この手をどけてしまえば俺の体は王女を下敷きにする。そうすれば全身で王女の感触を味わえる。
そうなれば…黒い欲望がどんどん沸いて来る。それを振り払うかのように思い切り傷口を吸い上げる。
「ああぁっ!」
王女が声を上げ、彼女の腕が頭に巻きついた。かと思った次の瞬間にぐっと強く引きつけられた。
えっ?と思う間もなく俺の上半身が王女の胸に沈み込む。
「うわっ」
驚いたのはその柔らかさと弾力。あと、匂い。今までの女が何かの間違いであったかのような感触。
服の上からだというのに、その感触は一瞬で男を虜にしてしまうほどのものだった。
ふっと力が抜けたので身体を起こすと、王女の顔がとんでもない近さで眼前にあった。
まだ目覚めきっていないのか、呆然として目の焦点がぼやけているようだが、
その潤んだ翡翠のような瞳と赤らんだ頬、恥らうような表情に俺は息を飲んだ。
「……ご…ごめんなさい…」
彼女は弱弱しく言って俯く。お転婆で勝気な剣士。今、俺の眼の前にいる少女はとてもそんな風には見えなかった。
抵抗する力も無く、されるがままに肌を吸わせ、声を上げ、あげくあろうことか内股をもじもじとしてしまっている。
その内股、両脚の間。赤い下着が目に入る。股間にじわりと浮かんでいる染みから目が放せない。
俺の一気に下腹が熱くなって頭が沸騰する。ああ、もうダメだ。我慢できない。

「毒消しの薬を用意しました。飲ませて差し上げます」
俺はテーブルからコップに汲んだ飲み薬を取る。これ自体は間違いなく蛇毒用の薬だ。
しかし、俺はそれを手渡すことなく口に含むと上体を起こした彼女の両肩を掴んだ。
一瞬ピクン、と肩が震えるがすぐ力が抜けてくる。治療行為、という名分が彼女の防御を解かせてゆくのだろう。
すぐ目の前に王女の唇がある。口紅も引かない、小さく可愛らしいその唇に吸い込まれるまま顔を寄せてゆく。
自分は何を大胆な事をやっているのだろうと思う。こんな事公になったら首を切られかねない。
しかし、当の王女はその潤んだ瞳を閉じてしまった。抵抗するそぶりも無い。
なら、もうこれは合意の上だと開き直るしかない。もう止まれない。止めたく、ない。
唇同士が触れ合う。その柔らかで艶々した感触に理性が焼き切れる。その小ぶりな唇をすっぽり包み込むと
あごを摘んで首を傾ける。そうして口を開かせ薬液を流し込んでゆく。
「んっ…ん…ン…」
王女は鼻から声を漏らしながらその薬液を飲み下す。零れた薬液が頬を伝い、首筋へと流れてゆく。
俺は飲み干したのを確認するとそのまま彼女の口に舌を差し入れた。
「んぅ…ぁ…ぁ…」
ためらいがちに、王女はキスを受け入れた。やがて互いの舌が絡み、涎のぴちゃぴちゃとした音が脳裏に響いてくる。
ディープキスの反応からして王女はそれなりに経験があるらしい。初めてだったらどうしようと思ったが、心配は要らないようだ。
それならば、と王女の舌の暖かく、柔らかな極上の感触を心ゆくまで味わうことにする。
ねっとりと、時間をかけて舌と唇、口の中を愛撫すると彼女はだんだんと吐息を漏らすようになる。舌は艶かしく蠢いて絡み合い
俺を積極的に求めるようになって来る。夢中になって貪りあい、唇を離して見ると彼女の顔はもうすっかり蕩けてしまっていた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
荒い息を吐く彼女の頬にキスをするとそのまま抱きしめる。胸の感触が俺の下腹を更に加熱させてくる。
耳元に口を寄せ、産毛をなぞるように耳朶を舐める。敏感なのだろう、ぞくぞくっと震えた感触が伝わる。
「いいですね?」
囁く。ダメと言おうが押し倒すつもりだったが、彼女は拒まなかった。
「…お…おねがい…」
震える声で彼女が呟いた時、俺の自制心は完全に切れ、肉欲の軍門に下った。
ここにいるのはもはや勇者でも王女でもない。キャロンという少女だ。俺は今からこの子とセックスをする。
この肢体を犯して、あそこにモノをぶちこむ。最奥に精液をぶちまけ、イかせて、俺のものにするのだ。

可愛らしい形の耳朶をくすぐるように舐めながら背後に廻ると片手で肩を抱き、手を胸元へと下ろして行く。
心臓は張り裂けそうに高鳴っていたが、手元だけは冷静にブラウスのボタンを外していった。
そして、宝箱を開ける冒険者のような高揚感を覚えつつ胸を隠す布切れをはだける。
キャロンはノーブラだった。そのこぼれ出た白い双丘は服の上からよりも大きく見えた。
剣士として鍛えているおかげだろうか重力に負けて垂れるような事はなく張りのある形を保ち、つやつやと輝いている。
そしてその中心には薄く小さな乳輪が広がり、頂上で桜色の乳首がツンと立って上を向いていた。
「美しい…」
思わず感嘆の声を漏らすとキャロンは耳元で囁かれたくすぐったさに震えながら、恥ずかしげに顔を赤らめた。
俺はブラウスを完全に脱がせると自分も上半身裸になり、背中から抱きすくめる。
小柄な彼女はすっぽり俺の腕の中に納まってしまい、直接触れ合うとすべすべとした絹のような肌の質感と体温を感じる。
彼女の肌は熱く火照り、背中からでもはっきり鼓動が高まっているのを感じられた。
俺は腋の下から手を回し、乳房の麓に手をかける。
「は…ぅ…」
下から揉むとキャロンの喉から吐息が漏れた。程よい重みと柔らかさ、そして張り。弾力が両手に伝わってくる。
感動的だった。商売女とは比較にならない。おっぱいがここまで素晴らしい感触のものだとは思わなかった。
俺は夢中になっておっぱいを揉む。その度に少し硬いキャロンの双丘は歪んで指を押し返そうとする。
そして揉んで行くに従ってキャロンのおっぱいは少しづつほぐれてゆき、吐息は切なく、甘いものへと変化していく。
大きすぎず小さすぎず、手にすっぽりと収まり、揉むと少し肉が余る理想的な形。そして感度が良い。言う事無しだ。
「は…ぁん……あっ…んぅ…あぁ……っ…はぁ、はぁ…っ!…や…ぁ…」
揉むたびにキャロンは身を悶えさせ声を上げる。しかし身じろぎはしても抵抗はしない。キャロンは快感を受け入れている。
硬く勃起した乳首を責めるとキャロンの身体がビクンと反応するのが面白く、何度でも責めてしまう。
俺は後ろからあごを掴んでキスをしながら更におっぱいを弄り続けた。
「あっ…ん……やぁっ…は…ぁん…」
俺は前へ回り込みながら耳朶からうなじ、うなじからから、肩口へと舌を這わせる。
そしてゆっくりと彼女を押し倒し、散々揉まれて少し柔らかみを帯びたおっぱいへと舌を登らせて行く。
いざ目の前にキャロンの胸の頂があると思うと、もう脳が溶けそうだった。息をすればおっぱいと汗の混ざった
甘い香りが顔を包み込んで、くらくらしてしまう。我慢できずに乳首に吸い付くと彼女は鋭い声を上げた。
「ああっ!や…おっぱい吸っちゃ…あああんっ!」
背を反らし、その胸を顔へ押し付けてくる。すると俺の顔はもうおっぱいに包まれ前後も分からなくなってしまう。
もう夢中だった。赤ん坊になったかのように一心に乳首を吸い、空いた手でもう片方の乳房を揉みたてた。
彼女の手が俺の頭を抱え込み、強く押し付ける。おそらくは強すぎる刺激に混乱してしまったのだろう。首を振り、
嬌声を上げつつも、キャロンは俺の顔をおっぱいから引き離そうとはしなかった。

いいかげん苦しくなったので、顔を上げて息を整えつつ下半身に目をやると、彼女の脚がもじもじとしきりに擦りあわされている。
そうか…そんなに触って欲しいのか…ならばお望みどおりにしないとな…
おっぱいを揉んでいた右手をするすると這わせて脚の間へと移動させる。
彼女が今、身に着けている唯一の布切れがそこにある。下腹部に手を置くと、薄い茂みの感触があった。
ぴくり、とキャロンの動きが止まった。膝を立て、閉じている脚。その腿へ手を置く。
「…っ……ぁ……」
汗に濡れ、吸い付くような、それでいて弾力のある肌の感触。惜しげもなく魅せつけてきた太腿が自分の手の内にある。
そして、その先。王国の民が目にすることはあっても触れることなど思いもよらぬ筈の場所へ。
手を鍵のように脚の間へ差し込む。捻ると少女の閉じられた肉体の門が抵抗を失ってゆっくりと開かれる。
丘に触れるとくにっとして、そしてじんわりと湿っている。間違いなく、キャロンは俺の愛撫で感じていたのだ。
誇らしい気分に浸りながら、その透けない程度には厚みのある赤い下着越しに指を押し当てる。
「んっ…」
女の子のそこは敏感な急所であり、最大の弱点だ。だからこそじっくり、時間をかけて擦ってあげないといけない。
俺は乳首を舐りながらゆっくりとあそこを擦ってゆく。キャロンは時折声を上げ、切なそうに身体をくねらせる。
腰を浮かせ、脚を曲げ伸ばす。胸を反らし、腕が所在無げにせわしなく揺れ動く。
その官能的な蠢きを支配し、操っているのが自分だと思うと感動が堪えきれない。最早絶頂すら覚えそうだった。
「ああっ、う、んっ、や、あんっ!…はぁ、はぁ、はぁ…あっ!感じちゃぅ…あっ!きゃぅっ!」
喘ぎ声が天上の音楽のようにすら思える甘さで俺を蕩けさせる。もっと聞きたい。もっと鳴かせたい。
彼女の下着が汗ではないものですっかり濡れ、にちゃにちゃと滑るようになると迷うことなく、俺は下着の間に手を滑らせた。
「あっ!やぁっ!そこは…やめてぇっ…ああっ」
下着の中は暖かく、茂みが湿気を帯びているのを手に感じる。俺と同様に、彼女も熱くなっていたのだ。
蜜を指に塗しながら探るようにキャロンの襞を撫でてゆくとぶるぶると身体が震えているのが分かる。
そして指を襞に沿って滑らせて一番熱い芯を探り当てる。その花の芽に指の腹で触れると、包皮の上から押しつぶした。
「あああんっ!!」
胸に俺の頭を乗せたままビクンと全身が跳ねた。これはさすがに想像以上の反応だった。蜜が溢れて手がびっしょりと濡れる感じがする。
触られるだけでここまで感じるのか…とちょっと怖ささえ覚えつつも止めようという気には一切ならなかった。
中指を立てると、くちゅりと音がして襞に指が沈み込んでゆく。とんでもなく熱くて、柔らかい肉の感触。その内側へ指を進め、
恥骨周辺の入り口を重点的に攻める。奥まで突っ込むのは指の役割ではないからだ。
「あぅっ、あっ、ああっ、だめ、だめぇ、ああっ!ゆび、ああっ、いいの…ああっ、ダメ…恥ずかしい…ああっ!」
キャロンは指の動きに翻弄されて身悶え、髪を振り乱し、嬌声をあげる。身体には汗が浮かび、部屋の明かりで時折光って見えた。
彼女を休ませぬよう指であそこを玩びながら、彼女の下半身へと移動すると、指を抜きすぐさま下着に手をかけて一気に脱がせてしまう。
蜜に塗れて役目を失った最後の砦はするりと脚を滑り、足首へ抜けてゆく。
そうしておいて、足を開かせて間に自分の身体を割り込ませキャロンが脚を閉じようとするのを防いだ。

俺はキャロン王女の全裸を目の当たりにして歓喜のあまり震えが止まらなかった。
その肢体のラインのどこをも隠すことなく、無防備な姿を今俺だけに全て晒している。なんと美しい、と思う。
しかし、触れがたい神々しさとは違う。愛撫に晒されたこの体は今、すみずみまで男を狂わせる官能に溢れている。
見たのなら、触れずにはいられず、触れたなら味わいたいと思わずにはいられないほど魅惑的な身体。
しかし、彼女自身はその魅力に気づいてすらいない。だからこんなにも隙だらけで、こうして俺の手管にすら下ってしまう。
その芳醇な果実のような肉体に誘われるまま、淫靡なその最奥に至るまでを俺は今から征服しようとしているのだ。
もう堪らなかった。ズボンが苦しくて仕方ない。先走りでパンツは既にベチャベチャだ。
急くように脱ぎ捨て、全裸になる。股間の一物はもう堪えきれぬとばかりに怒張して先走りに濡れていた。
「はぁ…はぁ…あぁ……ぃ…やぁ………」
全裸に剥かれた恥ずかしさと、俺のモノを目の当たりにした動揺で赤面して顔を背けるキャロン。
しかし彼女は未だ指の愛撫の余韻に喘ぎ、逃れようとはしない。上下する胸とその頂点で揺れる乳首が心を揺さぶる。
そして何よりもあそこから溢れ、流れ落ちて匂い立つ蜜の香りが…
俺は蝶にでもなったかのようにその花へと吸い寄せられてゆく。恥ずかしいのか脚を閉ざそうとするが、
両手でしっかりと押さえつけてしまう。視界がキャロンの股間で埋め尽くされ、その濡れて充血した肉襞を
俺はまじまじと見てしまう。少しめくれた襞から鮮やかなサーモンピンクの柔肉が蜜に濡れて輝いている。
こんなにも美しく、鮮やかで淫猥なものがこの世にあったのか…それが今俺の目の前でひくついて蜜を流しているのだ。
「いや…はずかしい……みないで……」
「…きれいだ…」
うわ言のように呟くと俺は襞を流れる蜜を舐める。ビクン、と電流を受けたかのようにキャロンの身体が跳ねる。
甘い。少ししょっぱく、熱く、そして甘い。これが、魔王が追い求めたというキャロン王女の蜜なのか。
飲み込むと、腹に熱い火がついたような気がしてくる。堪らず、俺は股間の柔肉へむしゃぶりついた。
陰唇をめくり、襞を舐めつくし、花芯を舌でつつく。包皮を剥き、真珠のように濡れ輝くクリトリスにキスをする。
腰を抱え込み、身悶えて逃れようとするキャロンを押さえ込む。造作も無く、彼女は俺の舌から逃れられなくなってしまう。
「ああっ!や、あんっ!く、あああっ!そこ、舐めないでぇっ!だめ、や、ああぁっ!もう、だめ、だめぇっ!んっ、ああっ!」
甘い喘ぎ声を聞きながら極上の蜜を啜る。極楽とはこの事だ。もっと味わいたい。
指も動員して弄ると、時折刺激が強すぎたか、ぷしゅっと潮を吹くように蜜が溢れ出て顔を濡らす。
「あっ!ふぁっ!だ、だめだめぇっ!やめっ…ああっ!きゃぁんっ!あーっ!」
激しいクンニに喘ぎ悶えるキャロンの動きが緩慢になった。疲れもあるし、何度か達してしまったのだろう。
そしてこちらの股間もそろそろ潮時だった。

俺は身体を起こし、脚を更に開かせて奥へと進みキャロンの身体へと覆い被さっていく。
彼女は頬を赤く染め、目を潤ませてはぁはぁと荒い息を吐きつつ俯いている。その表情が能弁に物語っていた。
挿入れて欲しい、というその切なげな表情を間近に見る。たまらなく可愛く、そしてたまらなく虐めたくなってくる。
自分自身もう我慢の限界を越えているのに、俺は何故か意地悪をしたくなる。耳元へ口を寄せ、囁く。
「欲しいって、言ってごらん」
彼女がぶるっと震えるのが分かる。ゆっくりと顔が動いて潤んだ翡翠のような瞳がこちらを見る。半開きの唇も震えている。
睨んでいるような、媚びているような、泣いているのか笑っているのか分からない、不思議な表情だった。
しかし間違いなく言えるのは彼女は何度も達してしまい、どうしようもないくらい欲情してしまっているということだ。
俺はモノを股の間に乗せた。艶やかな肌に触れるだけで暴発しそうになるのを堪える。しかし、熱い感触に堪らなくなっているのは
俺だけではない。彼女もはぁっ…と熱い溜息を零す。腕を掴んでいる手が震えている。肢は最早閉じようともしない。
そうして、彼女はぎゅっと目を閉じる。涙がこぼれ、流れ落ちる。彼女の心の最後の一線が溶け堕ちた、と俺ははっきり認識した。
「……きて……ほしいの……おねがい…もう、がまんできない…」
キャロンは俺の目を見て、震える声で懇願した。剣士としてでなく、王女としてでなく、女として陥落を宣言したのだ。
征服は成った。あとは奪うだけだ。飛び上がりたいくらいの衝動を感じつつ、俺はモノをキャロンのあそこへとあてがう。
お互いの性器が濡れているおかげで馴染ませる必要も無いくらいだったが、それでもゆっくりとモノで膣口にキスをする。
「あぁっ……ぁ…」
たまらないといった表情で感じるキャロンを目前にしながらじわじわと腰を進めてゆく。
陰唇をかき分け、亀頭を沈める。と、とんでもない熱さが襲って来た。熱くて、柔らかく、握りしめられるような感触。
膣道は狭くてキツイのに、柔肉は凹凸の襞に満ち、内部が蜜でぬるぬるとしてどんどん奥へ飲み込もうとしてくるのだ。
「う…ぁ…」
喉から声が絞り出される。ギリギリ自分を保ち、前へ進む。進むたびにキャロンの顔が苦痛と快楽に歪み、蕩けてゆく。
男のモノに貫かれ、肉体を犯されてゆく少女。その恥辱と引き換えにじわじわと広がってくる途方もない快楽。その戸惑い。
その表情を見ているだけでもイってしまいそうになる。しかしここでイっては今までの労苦が台無しだ。
最後まで膣道を踏みしめるように、襞の一枚一枚を亀頭でかき分け、その反応を確認しながら突き入れてゆく。
「あ…あ…ふ…ぅあ…ん…ぁ…は…ん、ふぁ…」
キャロンの声が震える。じわじわと犯され、たまらなくなっているのだろう。
俺のモノに貫かれ、心とは裏腹に堕ちてゆく。我慢しようとして、出来ないでいるその顔はこちらの嗜虐心を掻き立ててくる。
そのサド心を杖に膣内の感触に急速に飲み込まれてしまうのを堪え続けた。
「これで…最奥だ…っ」
「ああっ!」
腰がぶつかる。ようやく、奥までたどり着いた。同時にキャロンの声が上がり、身体が跳ねる。
奥まで挿入するとどっと疲れが来た。倒れこむように、しかしゆっくり覆い被さり、繋がったまま全身でキャロンに触れる。
小さい身体の肌の質感はすべすべとして柔らかくも肉の弾力を感じさせた。こうして抱きしめるとまだ少女なのだと思い知る。
しかし、一方で彼女の内部は熱く煮えて今もぐいぐいとモノを咥え込み、ひくひくと締め付けて射精を促してくる。
彼女の芯は彼女の意思とは関係なくまぎれもなく淫乱な雌であり、隠し切れないほど情欲に染まってしまっている。
そしてその内側の生み出す衝動的な快楽の奔流に彼女は戸惑い、抵抗しようとしながら流されてしまっている。
なんという絶妙なまでのさじ加減であろうか!この青いまま熟して蜜を溢れさせる果実が今、俺の手の内にあるのだ。

キャロンは手を俺の背に回してすがり付き、そして開いた両肢を曲げて膝を立て身体を軽く挟んでくる。
抱き合ったままキスをすると彼女もそれを受けて舌を絡める。互いの体温と鼓動を感じながら性器同士が馴染んでゆく。
とくん、とくんとキャロンの心臓が早鐘を打っていた。身体は汗に濡れてじっとり湿り、乱れた髪がうなじにはりついている。
はぁ、はぁ、と蕩けた吐息が漏れ、ゆっくり呼吸を整えていく。俺は顔をあげ、身体を起こした。
腰が無意識なのだろうが微妙に動いて、挿入しやすい角度へ誘導してくる。
ご期待に応え、まずはゆっくりと抜いてゆく。内部の凹凸がひっかかかるようにして絡み、とんでもない快感を伝えてくる。
「あぁっ……」
膣壁を擦られたキャロンも堪らず声を漏らす。途中まで抜いて、もう一度押し込む。
「あうっ!」
肢体を抉られてキャロンの身体が跳ねる。ずちゅっと音がして結合部から蜜が溢れた。
そうやって、何度かゆっくり注挿を繰り返すとようやくこのとんでもない快感にも少しだけ慣れてきた。
肢を抱え込み、今度は腰をぶつけるように何度も何度も突き入れると、キャロンは大きく喘ぎ、身悶え始める。
腰から身体を揺さぶられておっぱいを揺らし、こみ上げる快感にポニーテールの美しい髪を振り乱す。
「ああっ!うっ、あぅんっ!んっ!ぅんっ!あぁ…っや、はぁっ、はぁっ、あああんっ!」
だんだんと慣れてくるに従って激しくしてゆく。狭い膣道を縦横に抉り、蹂躙する。
キャロンの中は最高に気持ちがよかった。熱く、狭く、ぬるぬると握り締め、絡み、吸い付いてくる。
気を緩めればすぐに漏らしてしまいかねない。しかしもう俺は自分を止められそうに無かった。
俺はキャロンの太腿を抱え込んで腰を密着させ、欲望の滾りを打ち付けてゆく。
「はあっ、はぁっ、あんっ、あぁんっ!こんな…あっ!…はげし…あああっ!」
半身になったキャロンが枕やシーツを掴んでは突き込みによがり声を上げる。股間からはびちゃびちゃと愛液が音を立て、
時折ぶるっと震えては胸を突き出すようにして背中を反らせ悶える。
欲望に押し流され、獣のように性急に求め合い、そうして俺の限界はあっという間に訪れる。
「う…ぅ…はぁっ、はぁっ、あ、ぐっ!」
「ああっ、あっ!あああっ!やっ、ああんっ!」
喉元までせりあがってきた熱さ。モノがぐっと膨らんだような感覚。それとともにそれが欲しいと言わんばかりに
キャロンの声が昂ぶり、内部が貫くモノを根元から絞り上げてくる。
「がああっ!」
「ああああああああーーーっ!」
最後の一突きをした瞬間、思わず吼えていた。俺の下半身から一気に熱が放出され、互いのあそこがどくどくと脈打つ。
お互いが絶頂に叫び、全身が痙攣する。意識が一気に白く染まる。とんでもない快感。
自分の中身が溶け、流れ出してキャロンの中へ飲み込まれ溶けていってしまったかのようだった。
そのまま、どさりと彼女の隣へ倒れこむ。キャロンもイったのだろう。ぐったりと力が抜けてしまっている。
中出ししてしまったという事の意味を気づく事も忘れて俺は絶頂の余韻に漂っていた。

そして。
「ああっ!く、うんっ、んっ、うっ、あああっ!あぁんっ!」
ほどなく2人は2回戦に挑んでいた。バックから腰を掴み、引き締まった桃のようなお尻の肉の感触を愉しみながら自分の腰を
打ち付けてゆく。キャロンは俺が突き入れるたびに声を漏らし、内臓を押されるような感覚に震えている。
一度出したおかげで股間の熱が少し楽になり、俺はキャロンの身体とその反応を愉しむ余裕が生まれていた。

しかし我ながら信じられないくらい回復は早かった。彼女の中に白濁を吐き出した後、モノを抜こうとしたが
彼女自身はぐったりしていたというのにあそこは足らぬとばかりに締め付けてきたのだ。
つられるように俺のモノが白濁と蜜でぬめりを増した膣内で再びいきり立ってくる。
まだ二人の身体は満足していない。となれば、やることは一つしかなかった。

「っぐ、ああっ!はぁ、はぁっ、あっ、あっ、も…もう…あぅっ!だめ…あああっ!」
身体を揺さぶられてキャロンがあごを跳ね上げる。ぶら下がる胸が揺れて、見ているのが愉しい。
俺は彼女のお尻を存分に撫で、あそこから溢れ出る蜜と白濁を指で掬って割れ目からアヌスをくすぐったりしつつ突き入れる。
「ああっ!や、そこ…だめぇ…あんっ!あっ、うっ、うぅっんっ!」
やがて腕が疲れて支えきれなくなったキャロンの上体が崩れてベッドに倒れこむ。お尻を高く突き出した状態で
キャロンは俺のモノが突き入れられるたびにシーツを握りしめて快感に首を振り、ポニーテールを振り乱す。
反らされたうなじから背中が汗にまみれて光り、浮き上がる肩甲骨のラインがセクシーな眺めだ。
その肩口。先ほど自分が口付けした傷痕が目に入り、俺は悪戯心を覚えて彼女の背中に覆い被さる。
俺は身体を少し浮かせ、キャロンが脚をまっすぐに伸ばしてモノを挟み込むようにさせると上に乗りかかり、
太ももを膝で外側から挟む。そうしておいてからベッドのばねを利用して上から腰を叩き付けていく。
「あああっ!や、んっ、あっ、ぐ、やぁっ、ああんっ!」
お尻が上から潰され、跳ね上がり、また潰される。鞠つきのようにキャロンの下半身がバウンドする。
挿入を期待してしまう腰は蠢くたびに角度が変わり、脚を伸ばしているせいでお尻からあそこが締まって刺激が強くなる。
そのまま俺はさっきの肩口へまた吸い付いた。敏感になってしまっていたのだろう、キャロンの声が高くなる。
「あああっ!きゃ、ぁっ!やめ、そこ、ああっ!く、やぁんっ!あっ、あっ!はぁ、はぁんっ!」
後ろから身体を押しつぶし、下半身だけで犯してゆく。密着しているので互いの熱でキャロンの背中は汗まみれになっていた。
ベッドに押しつぶされたおっぱいはぐねぐねとのたうって自分自身を苛んでいる。シーツを何度も掴みなおし、押し寄せる快感に首を振り、
腰が打ち下ろされるたびに身体は波を打ち、堪えきれない喘ぎ声が喉から押し出される。
少女の反応の全てが間近で伝わるとたまらない気分になってくる。少女の体温も汗も髪の毛も吐息も全てが俺の手の中で操るまま。
そして蜜を溢れさせる膣中の締め付けはもっと欲しい、犯してほしいとせがんでくる。最高に気持ちいい。最高の女だ。
俺はもう遠慮も何もかも忘れ、猛り狂うモノをぶちこみ、獣が小動物を捕食するかのように貪り犯していた。
「だ、だめ、あたしもう、もうっ、あああっ!いいっ、くぅっ、あああんっ!あああーっ!」
キャロンは何度も高い鳴き声を上げる。俺にいいように抉られ、貪られて、悦んでしまっているのだ。

しばらくして俺は両脇から胸に手を差し入れる。同時に彼女の脚を割り、股を開かせながら身体を起こすとそのまま後ろへ倒れこむ。
俺の膝で固定しているのでキャロンは脚を閉じる事が出来ない。彼女の細い胴を抱え込み、逃げられないようにして下から突き上げてゆく。
「…あんっ!あ、はぁ、はぁ、ぁん…っあ!く、あぁっ!や、ぁっ!」
キャロンは力が入らず身体を起こせないのだろうか、両腕もだらんとさせて俺の身体の上に背中を預けた状態のまま喘いでいる。
肌は昂ぶって朱色を帯び、大きすぎない胸が形を崩さずにゆさゆさと揺れている。快感に溺れ喘ぐ彼女の顔が眼前にある。
その恥ずかしそうな、しかしこみあげる快楽に我慢できず嬌声を上げてしまう表情。良い眺めだ。
そのまま突き上げていると次第に彼女自身が足首を伸ばして腰を上下させたりしてくる。膣内も締め付けがキツくなってきた。
知らず知らずのうちに身体が積極的になってきているなと思い、ホールドしていた腕を片方放しておっぱいに手をやる。
「はぁっ、はぁ、はぁ…ぁ、あんっ、あんっ、きゃぅ…んっ…ぅ、はぁぁんっ!」
キャロンの顔はすっかり紅潮し、目は潤み、口元がだらしなく開かれていた。と、俺に見られていると悟って急に顔を背けようとする。
感じて声を上げてしまっているはしたない自分を見られているのが今更恥ずかしいのだ。可愛くて仕方が無い。
だが、俺が彼女のあごを掴んでこちらに向け、逃げられなくしてから唇を奪ってやると彼女は一転、貪るようにこちらの舌を求めてくる。
心が暴走する身体についていけないのだろう。しかし戸惑いながら彼女は自分の体に流されてしまうのだ。
「や…みないで……あ…うむ…ぁ…ぁむ…むぁ…んっ、んんーっ!ん、ん…はぁっ…あぁ…」
2人は際限なく爛れたディープキスを繰り返した。その間にも下半身は互いの性器を貪りあう。心や立場などはもう関係ない。
身体の交わりだけが全てだった。肢体をまさぐり、媚肉を貫く俺に蹂躙されるまま、よがり、喘ぎ、腰をくねらせるキャロン。
互いに互いの身体から際限なく快楽を貪ろうとする淫蕩なセックスだけがそこにあった。

しかし王女である少女がここまで雄のモノを欲しがってしまう体だったなんて、俺には思っても見ないことだった。
噂には彼女の処女を奪ったのはかの魔王だという。その時にここまで淫蕩な雌性に目覚めさせられてしまったのだろうか。
それは少し気の毒ではあるが、今の俺には関係の無い事だ。こんな思いもかけぬ形で最高の身体が味わえる機会を得たのだから、
この幸運はしゃぶりつくさねばならない。俺は片手をあそこへとやり、クリトリスを摘んでやる。
「あああんっ!」
予想通りにびくん、と身体が跳ねる。膣奥の天井からの締め付けがきつくなり、蜜と白濁が結合部からごぼ、と零れ出る。
そのまま下からキャロンの身体を犯し、責めてゆく。何度も突き上げ、モノを膣壁に擦りつける。突き上げられるたびに
彼女の開いた両脚が、身体が震える。やがて俺の身体の上で悶える少女は自身が望んだとおり官能の炎に身を焼かれ、堕ちる。
「あっ、だめ…また…またイっちゃ…あっ、く、ぅ…あ、あっ、あああ、っ…はぁ、ああああっ!んーーーーっ!」
「ううっ、くっ!」
一際高く叫ぶと全身をびくびくと震わせ、背中が反り返る。イった衝撃で激しく身体が跳ねた拍子にモノが抜ける。
瞬間の締め付けに堪えきれず俺も精液を吐き出してしまい、勢い余って飛び散った白濁が彼女の肌に降り注いで汚した。
キャロンははぁはぁと荒い息をつき、ぐったりと俺に身体を預けて呆然としていたが、やがて胸やお腹に飛び散った精液を
無意識に手で撫で回しはじめた。あろうことか、彼女は精液の臭いに包まれてうっとりした表情まで浮かべてしまっている。
なんて無防備な表情。望んだセックスではなかったのだろうに、犯されたのに等しいというのに、この少女は俺の汚れたモノを
悦んで受け入れて快楽に肌を染め、歓喜の嬌声を上げて絶頂に登りつめ、こんな弛緩した、淫蕩な表情を浮かべてしまうのだ。
少女の本当の心は分からない。しかし、この子の身体はまだ足りない、もっと犯してほしいと叫んでしまっている。
俺が勇者であったのなら彼女を救おうと考えたかもしれない。しかし、俺はそうではない。彼女の淫猥な痴態を前にして、
興奮を抑えることなど出来ない村人なのだ。

再びキャロンをベッドに押し倒し、のしかかってゆく。モノは2度も出したというのに萎える事無く怒張し、硬くなっていた。
そして彼女の肉体はもう抵抗する事も無く仰向けにされ、自ら脚を開いて雄を迎え入れようとする。
「あついの…あつくて…もう、たまらないの……」
だから犯して欲しい、と。押し倒されながら、俺を見てうわ言のように彼女が懇願する。媚肉は待ち焦がれていたかのように蕩け、
熱く疼いていた。モノを押し当てると膣口に吸い込むように咥え込まれ、そのまま襞が蠢いて蛇のそれのようにずるりと飲み込んでゆく。
「あああっ…」
挿入を受け入れるとキャロンは顔を歪めてぎゅっと目を閉じる。浮かんでいた涙が零れ落ちた。
全身がぶるぶるっと震えたのが伝わってくると、きゅっと膣内が締め付けてくる。もう、体が勝手に反応してしまうのだ。
口を大きく開き、喉から喘ぎが漏れた。濡れた唇が小刻みに震えている。
彼女の挿入直後の表情を観察しているとしなやかな手が俺の首に回され、大きく開かれた脚が俺の腰を抱え込むように交差し絡む。
そのままぎゅっとしがみつかれ、密着した体勢になる。このまま最後までイかせて欲しい、という無言の意思表示なのだろう。
俺はキャロンの細い首筋に強く口付ける。細い悲鳴が彼女の喉から漏れた。痕がつくほど吸い、彼女の体の力が少し抜けたなと
思うと、大き目のストロークでピストン運動を開始した。
「あっ!ぁ、ああっ!…く…っんんっ!ふかいのっ!……奥まで、きてるよぉっ!ああっ!こわれちゃうっ!あああんっ!」
突きだすとキャロンはあられもなく叫び、俺の体にしがみ付いてくる。吹き飛ばされそうな感じを受けているのかもしれない。
その姿はもう性感に正気を奪われてしまったかのようだった。気持ちよくなりたい。それだけの感情に支配されている。
俺はいつしか嬌声に煽られるような激しさで腰を使っていた。少女の膣奥は二度も白濁を受けたというのに際限なく熱を生み、
ぐんぐんと締め付け、吸い付いてくる。突きこんでいるモノが溶け落ちてしまうような恐ろしい快感だった。
「はぁっ、は…うっ!うぁ…ぐ、うんっ!うんっ!ああぁ…ほしいの……突いてぇっ…もっと…もっと…ぉ…っ…あああんっ!」
もう止める事など出来る筈も考える事も無かった。このまま溶けてしまってもいい、もしくはこの少女が正気に戻れなくなって
しまっても構わないとすら思い始めていた。このまま、全てを奪ってしまいたい。

「はぁ、はぁ、はぁっ!あああっ!あんっ!あああぁっ!きゃぅ、ぅぅんっ!すごく…いいのぉっ!きもちいいのぉっ!あああっ!」
キャロンの喘ぎ声が切迫した余裕の無いものになっていく。俺にしがみ付く手には更に力が入り背中に爪を立ててくる。
2人の体熱は暴走して肌を朱に染め、汗と蜜にまみれてベッドを濡らしている。俺は全身でキャロンの肉体を感じながら彼女の
頭を抱え込み、スパートをかけてゆく。股間が激しくぶつかりあい、淫猥な姫鳴り音がする。
快楽への希求に何も考えられなくなって俺の身体に必死にしがみ付くキャロン。若く瑞々しい肉体が俺の体の下で弾み、
雄のごつごつした体に擦れて捏ねられる。その感覚が気持ちよいのか、彼女は突かれながら無意識に背を反らせて密着させてくる。
「ああっ!きて、きてぇっ!あたしの中、いっぱいにしてぇっ!ああああっ!もうだめ、あたしもう、だめぇっ!」
頭を抱えられながらも首を振って耐えきれぬ悦楽に叫ぶ。髪留めが外れ、ポニーテールの解けた髪が汗に濡れて肌に張り付き、絡む。
限界が近いようだ。俺は腰を振り、荒い呼吸をしながら彼女の耳元を責める。
「イくのか?イキたいのか?キャロン、イキたいならイかせてほしいと言うんだっ」
王女であり勇者であるキャロンは今、単なる村人である俺に身体のすべてをさらけ出し、悦楽の虜となっている。
気持ちよくなりたい、そのためならば最早どんな望みだろうと受け入れてしまいかねないほど彼女は俺の支配下にあった。
だから、問われる彼女の答えはもう決まっている。むしろこれは叫ぶ事で理性を解き放ち、更に気持ちよくなるための行為。
「お…おねがいっ…イかせて…い…イかせてぇっ!…な、中に…熱いせーえきいっぱい出してっ、イかせてほしいのぉっ!ああああっ!」
思考を見失っていたとはいえ、ためらいなく自らはしたない言葉を使ってしまったという羞恥心がキャロンを更に奈落へ追い詰めてゆく。
瞳は快楽に潤んで焦点を見失い、顔の紅潮が増し、膣奥がきゅうっと締まる。子宮口までが痙攣しているようだ。
俺の下半身に信じられないくらいの熱が溜まって来ていた。2度も出したというのにこのとんでもなく熱い濁流。
これを彼女の最奥に吐き出し、ぶつけてしまわなくては自分自身がどうにかなってしまいそうなほどだった。
そして彼女の膣内はその濁流を今や遅しと待ち焦がれ、ひくつき、痙攣しては雄のモノを咥え込む。
「あああっ!ああ、イク…イきそうなのっ!…あ、熱い精液、ほしいのぉっ!う、はぁっ、はぁっ、はぁんんっ!あたしを…犯してぇっ!」
キャロンが再び叫ぶ。もう、歯止めが利かなくなってしまったのだ。これ以上焦らしたら本当におかしくなってしまいそうだった。
俺はとどめとばかりにピストンを早めて絶頂に導いてゆく。一瞬不思議に思う。何故か、こうすればキャロンの体はイくという
事を俺はなんとなく理解し、実践できていた。しかしその疑念は2人が登りつめる過程で忘れ去ってしまっていった。
「あああぁっ!あああっ!あ、いく、イっちゃう、すごいの…きちゃうっ!ああっ、あああっ!あたしっ、あたしぃっ!」
「ぐっ!イくぞ、キャロンっ」
「ああっ!きて…あ、ぅっ、ううぅっ!…っ!」
一瞬止まり、ぶるっと震えるとキャロンの全身がぐっと硬直し、すごい力で身体ごと俺にしがみつく。次の瞬間。
ずりゅうっと音がしたかと思うほどの勢いで俺の下半身から熱が濁流となってモノを駆け抜けてゆく。
同時にきゅうっ、と根元から締め付けられ、俺の鈴口からとんでもない勢いと質量で白濁が迸った。
「ああああああああああーーーーっ!!」
今までで一番激しく、高く叫び、キャロンの全身が弾ける。身体が反り返り、両手両脚も指までピンと伸び、目を見開いて光を失う。
濁流は止まらない。全身の血液全てが精液になって流れ込んでいるのではと思えるほどだ。
そのすべてをキャロンのあそこは悦んで咥え込み、呑み干してゆく。
魂までが吸い込まれて真っ白になってしまいそうなとんでもない快楽だった。
「あああっ…ああっ……ぁ…」
お互いに全身がぞくぞくと震えて止まらず、口が震えて息が出来ない。意識までが遠くなってゆく。
2人とも同時に脱力すると、どさりと倒れて抱き合い繋がったままで行為の余韻と虚脱感に引きずり込まれてゆく。
吐き出した全てはキャロンの膣奥を白濁に染めた。貪欲な内側は別の生き物のようになおも残りを絞ろうとひくついている。
強烈な絶頂感。全てを絞りつくした、と思うと同時に俺の身体から途方も無く力が抜けていく。
お互いぐったりとしてしまって動く事が出来ない。汗まみれで身体同士がくっついてしまったのような錯覚さえ覚える。
聞こえるのはぜえぜえという俺の息とはぁはぁという彼女の息の音と昂ぶったままの心音だけ。
激しく交わった余熱、身体の温もりを確かめ合うようにお互い離れようとはしなかった。
そうして、彼女に覆い被さったまま少しでもこの感触を忘れまいとしながら俺の意識は途絶えた。


キャロンが意識を取り戻したのは翌朝だった。
自分が何をして、ここ来て、ここで何をされたのかは全裸でベッドに寝ていたことから容易に思い出せた。
男はまだ目を覚まさない。キャロンは起こさぬようそっとベッドから降りると服を着て、部屋の痕跡を消してゆく。
しかし毒で朦朧としていたとはいえ、なんとはしたないことをしてしまったのか。
キャロンは昨夜の行為を思い返し顔を真っ赤にする。身体にはまだ男の臭いが染み付いてしまっている。帰る前に洗わないと…
そして戦いのことまで思い返して、お腹や脚を見ると噛まれた痕の腫れは引いてきているようだった。
どうやら治療と合わせて飲まされた毒消しは効果があったらしいと思う。
「ありがとう。」
男の顔を見るとどことなく知った面影があった。だからこんなに簡単に身体を許してしまったのか…と思いつつ
感謝のキスを頬にして、彼女は家を立ち去った。願わくば、夢だったと忘れてほしいなと思いながら。

俺が気がついたのは昼近くだった。
見回しても彼女の姿は無く、あたりに彼女がいた痕跡も無かった。飲ませた薬の瓶も無い。
ひどく疲れていて、頭がぼうっとしてどうにも現実感が無い。昨夜のは夢だったのだろうか?
いやに生々しい夢だったとは思うが、冷静に考えてみたらあるはずも無い事だし、誰かに言ったところで
信じてもらえることでもない。欲求不満で妖精か何かにでも化かされたのだと思うことにした。

その日の夕方、俺はお城のある町に用事で向かった。その道中に王女の乗った馬車の一団がやって来たらしく
通りが一目見ようとする人で賑わっていた。俺は馬車を先導している衛士の一人に声をかける。
「兄貴。」
「おう、ルイージじゃないか。久しぶりだな」
王女付の衛兵になったという兄がこちらへやってくる。会うのは1年ぶりくらいだった。
「市場へ用事があってな。兄貴も元気そうだな。」
「まあな、じゃじゃ馬王女の世話も大変だよ。」
「はは、違いない。」
「じゃ、またな。たまには家にも来いよ」
「ああ」
簡単に会話をすませ、兄が馬車の方へ戻ってゆく。
馬車から顔を出した王女が、どうやら聞こえていたらしい陰口に文句を言っている様で、兄は「へいへい」と首をすくめている。
俺はくすりと笑いつつ王女を見た。まあ、正直馬車なんかに乗っているのは似合わない王女様だしなあ、と思いつつ。

と、俺はえっ?となり呆然と立ち尽くしてしまった。
窓から身を乗り出している彼女の首元。服に隠れている部分が覗いたそこに、痣…違う。俺がつけたキスマークが残っていた。
一気にあいまいだった記憶が蘇ってくる。そして馬車が近くまで来て王女と一瞬目が合ってしまう。
キャロンは一瞬だが、「あっ」と驚いた顔をし、慌てて目を逸らして取りつくろうように違う方へ笑顔を振りまく。
それで確信した。あの夜のキャロンは王女本人で、彼女は間違いなく俺を覚えている。あれは夢などではなかったのだ。
見物人たちがいなくなった後も俺は馬車の去った方を見たまま動くことができなかった。
胸に沸いてくるのは強い劣情だった。あの身体。貪り、よがらせ、喘がせた濃密な熱い夜。思い返すだけで下半身が熱くなる。
俺はとめどなく沸いてくる邪な思いに頭を振り、これを捨て去るにはどうしたらよいかと悩み続ける。
そしてその気持ちがいつしか、どうやったらまた…?と変わっていることにはこの時はまだ気づいていなかった。