ジャンルやメディアなどを問わず、魅力ある女性キャラクターたちを
チョイスし、イラストに描き起こして紹介するシリーズ・その8。

1996年にテレビ朝日系列で放送された、サンライズ制作のアニメ『機動新世紀ガンダムX』より。
主人公ガロード・ランが身を寄せるバルチャーの一員にして戦艦フリーデンのブリッジクルー、トニヤ・マームです。

打ち切りの印象が強く、今日に至るまであまり評価の芳しくない『ガンダムX』ですが、戦時ではなく”荒廃した戦後”という新鮮な世界設定、ファーストガンダムを
かなり真剣にオマージュした展開や演出など、あらためて観るとなかなか見応えのある作品です。ちなみにこのトニヤは17歳。非常に奔放かつ明るい性格で、
お色気担当の側面もありました。声を担当していたのはエヴァの葛城ミサトさんこと三石琴乃氏。後年のガンダムシリーズでも、印象深い役を担当されています。
なお『新世紀エヴァンゲリオン』最終回が96年3月27日で、『ガンダムX』第1話が同年の4月5日。つまり終了の翌週から次の新世紀に突入していたわけです。

イラストは第20話のバスローブ姿からイメージ。「シャワーが壊れた〜」と浴室から飛び出してくるのはファーストのミライさんオマージュですが、全く知らない男と
その姿で鉢合わせても動揺しない(恥じらわない)のがトニヤというキャラです。なお、本編でこんな風に裸に剥かれるシチュエーションはありません。念のため