「ンもう、馬鹿にして!絶対許さないわ!」
キャロンはラモー・ルーの城の中を歩いている。
誰にも見つからぬよう、気をつけながら。
服は偶然見つけた倉庫にいつも着ていた物に似たものがあったのでちょっと拝借していた。
「剣を取り返して…絶対…とっちめてやるんだから…」
キャロンは自分の下腹に手をやる。太股の間にまだ何か挟まっているような違和感が残ってしまっている。
屈辱感を怒りに変えてキャロンは進む。王女ユリアを助ける為に城に忍び込んだキャロン。しかし、それはラモー・ルーの巧妙な罠だった。
キャロンは捕らえられ、魔法で心を封じ込められた上で蜜を啜られ、処女を奪われる辱めを受けてしまったのだ。
純潔を奪われた痛みとショックで意識を失った後、キャロンは裸のまま牢屋に閉じ込められていた。
自分の無力さと恥ずかしさを思い出すだけで悔しさがこみ上げてきて、こぶしをきつく握り締めるキャロン。
とてもじゃないが捕まったままじっとペルルやライケの助けを待っている事なんて出来なかった。
檻の隙間に通り抜けられる箇所がある事を偶然見つけたキャロンは見張りがいないことをいいことにまんまと脱出したのであった。
目的は剣の奪還。そしてラモー・ルーに仕返しをしてやること。

「ちゃんと戦えば…リバースの剣があればラモー・ルーなんかに負けないんだから…」
独り言を言いつつも慎重に城の内部を進む勝気な少女。内部は薄暗い石組みの迷宮のようになっており
じめじめとした空気があたりを包んでいた。ゆっくりと空気が流れ肌に触れるとラモー・ルーの吐息を
思い出してしまい、時折キャロンはおぞましさを感じて思わず身を震わせてしまう。
昨日の今日の事である。あまりに鮮明であまりに屈辱的な記憶。キャロンは怒りでそれを打ち消そうとしつつ先を進む。
しかし、先ほどからまったく誰とも遭遇しない。黒騎兵もいないし、捕らえられているはずの王女や侍女たちも見かけない。
わずかに不安を感じつつも、一つ一つ小部屋を探索していった。

そして彼女はとある小部屋にたどり着く。
部屋の隅に宝箱が見えた。もしや?と思いつつ近寄っていく。背後の扉が閉まったことにキャロンはまだ気づかない。
宝箱を開ける。鍵はかかっておらず、そこにはなくしていたリバースの剣があった。
「やったあ。これがあればラモー・ルーなんて怖くないわ」
「そうか、それはよかった」
ふいに声がかけられ、びっくりして振り向く。しかしそこには誰もいない。
緊張に身を固くしつつも短剣を手にする。と、何かがキャロンめがけて飛んで来た。
気配に気づき、とっさに剣だけを取るとそれを打ち払う。剣の加護でキャロンの剣士としての反応は早くなっているのだ。
飛んできたのは水の塊のようなものだったのか、びちゃっと手元で弾け、後方へと飛び散ってゆく。
「ラモー・ルーね!」
叫ぶが返事はなく四方から水塊が飛んでくるばかり。それがいくつも飛んで来て、そのたびに打ち払う。
石造りの床は打ち払った物たちで水浸しになり、粘性があるのか、べたべたになって鈍く光っている。
さすがにキャロンはおかしいと思いだしたが、もう遅かった。ブーツを履いている足が動かないのだ。
(しまった…)
と思いつつも飛んで来る物体を斬り払う。が、体の向きを変えられなくなっては背中からの攻撃に対応できない。
ばちゃっと音がして背中に水塊が命中してしまう。
「きゃあっ!」
衝撃に顔を歪めキャロンの体勢が崩れる。足は動かせるようになったが一度攻撃を受けてしまえば後は一方的だった。
勢いと数を増す水塊に為すすべなく打ちのめされ、壁際まで追い詰められるとついに膝をついてしまう。
「くっ……」
「どうした?ラモー・ルーなど怖くないのではなかったのか?」
嘲る声。負けまいと立ち上がるが、そこへ水塊が飛んで来て右肩を撃たれ、剣を手放してしまった。
「きゃぁっ!」
カラン、と音がして剣が床を転がってゆく。動けないままそれを見送るしかないキャロン。
「たわいもない。どうやら勝負は私の勝ちのようだな。キャロンよ」
「くっ…まだ、負けてないんだから…」
キャロンは悔しさに顔を歪めつつ、どこにいるのかも分からないラモー・ルーを睨んだ。

水に撃たれてラモー・ルーに負け、びしょぬれになってしまったキャロン。
服が地肌に張り付いて幼いながらもふくらみを帯びた体のラインがくっきりと浮き出てしまっている。
水塊は粘性が高いのだろうか、所々ゲル状の形を留めたまま体のあちこちに張り付いていた。
それは薄く濁ってはいるが透明度が高いせいで水塊の上からでも自分の服が確認できるほどだ。
「出てきなさいよ!隠れてるなんて卑怯よ!」
精一杯の強がりで叫ぶキャロン。その声に対する回答は意外なほどすぐ近くから来た。
「何を言う。私は最初から隠れてなどいないぞ?」
キャロンの目の前の壁が水面のように揺れたかと思うと人の顔を形どる。
その赤い目は忘れもしない、ラモー・ルーのものだった。驚きつつも慌てて目をそらすキャロン。
「ええっ?」
そして目が壁の中へ消えると石造りの壁面いたるところから半透明な粘液が染み出て床へと広がり、
剣も宝箱も床に飲み込まれるように消えてしまう。ここへ来てキャロンは漸く罠だった事を悟る。
ラモー・ルーは肉体を自由に変える事が出来る。昨日捕まった時もそうだったのに、また引っ掛かってしまったのだ。

慌てて距離を取ろうとするが部屋の中に閉じ込められていてはもうどこにも逃れる場所がない。
「フハハハハ、この城は私の体の一部。ここにいる限りどこへ行こうがお前は私の手の内なのだ」
半透明な粘液はあっという間に床を埋め尽くし、くるぶしあたりまでの水位になると再びしっかりと両脚を掴まれてしまう。
天井から水滴が落ちて来たのに気づいたキャロンが上を見上げるとそこには今にも落ちてきそうなほどの量のに粘液が
びっしりと天井を埋め尽くして波立っていた。
「ひっ…」
完全に取り囲まれてしまっている。思わず怯えた声を上げてしまうキャロン。
その表情に悦を覚えたように水面が波打つ。一瞬の間の後、堰を切った滝のように頭の上から粘液が落ちてきた。
「きゃぁぁっ!」
足が動かせないまま逃げられず、キャロンは手で避けようとするが結局頭から被ってしまう。
半透明な粘液はそのまま少女の体を垂れながら纏わりついてゆく。
「いやぁん、放してっ、放しなさいよぉっ!」
手で払いのけようとするがべとついて取り除けない。その上、だんだんとまとわりつく粘液の量と濃度が高くなり固まってきているせいか
体の自由がだんだんときかなくなくなってくる。そして、取り付いた粘液…ラモー・ルーの体の一部であろうスライムがゆっくりと
キャロンの肌の上を這い始めると少女はべとべととした不快な感触に襲われてしまう。
「いゃぁんっ、べとべとして気持ち悪いよぉ…うごかないでぇ」
「フフフフ、今日は2人きりだ。ここにはもう誰の邪魔も入らぬ。ゆっくりと愉しもうではないか」
少女の耳元に取り付いたスライム塊に目を出現させ、ラモー・ルーが笑う。このスライムのどこからでも現れる事が出来るのだろう。
魔物の巣に囚われた獲物のようにもう少女は逃れる事が出来ない。魔王は愉悦に口を歪め、生贄を毒牙にかけてゆく。

キャロンが体を動かせないのをいいことにスライムたちはどんどんとりついてゆく。
スライム同士が手を繋ぎ、融合し、大きな塊へと変わって緩慢に、しかし着実にキャロンを包みこむ。
水のように透明なのに感じる重さは比較にならない。どうすることもできないうちに全身が取り込まれてしまう。
体中をすっぽり包みこんでなお融合し続けるスライム。ついに足が地面を離れて浮き上がり、キャロンは巨大なスライムの中に浮かばせられてしまう。
もがくように手足を動かそうとするがどこにそんな力が働いているのか、スライムはびくともせず手も足もろくに動かせない。
尻餅をついたような、足を大きく開いた無様な格好をさせられたまま、キャロンはスライム塊に全身を包み込まれてしまった。
獲物をすっかり捕らえてしまうとスライムたちはゆっくりと蠢きだし、対流してキャロンの体の上を無軌道に這いまわってゆく。
「きゃぁんっ、ぬるぬるして気持ち悪いっ!いやっ、やめて、放してよぉっ!」
動かせない体の代わりに首を振って不快感を訴えるキャロン。水の中に浮かんでいるように見える状況だが、その水が意思を持っており
全身を拘束して襲い掛かってきたようなものである。戸惑い、悲鳴を上げるが少女には何の対抗策も見つけ出せない。
キャロンはまだ捕らえられただけである。陵辱はここからが本番である事に想像が至っていないのだ。

やがて肩やお腹をもぞもぞと流れ這い回っていたスライムに舐められる感触が強くなってきた事に気づくキャロン。
「ひっ?何?なんなの?」
更に腕や足、お腹にむず痒いような感覚が走り、戸惑っているうちにそれが全身に広がってくる。
「やっ、くすぐったいっ、ひぅっ!ひゃぁんっ!」
半透明なスライムに漬けられている自分の体を見ると、お腹の辺りから服がほつれて穴が開きだしていた。
お腹だけではない。スライムの蠕動に合わせて服のあちこちが溶かされている。そう、捕食がついに始まったのだ。
「服が溶けてる…?いやぁっ!エッチ!やめてぇっ」
羞恥心に顔を赤く染め、叫ぶキャロン。しかし無常にも服にはどんどん穴が開き、急速に広げられてゆく。
そうして服を溶かされて地肌が露わになった所へめがけ更にスライムが集まってくる。
服の上からではなく直接肌を舐められる冷たい感触にキャロンは思わず鳥肌が立ってしまう。
「いやぁんっ、舐めちゃいやっ、くすぐったいよぉ」
昨日と違い、徐々に剥かれてゆく恥ずかしさに顔が熱くなってくる。
むず痒さに身を捩るが首から下の全身をすっぽりとスライムに包まれてしまっていては手を動かす事さえ難しい。
逃げ場もないまま服を溶かされ、剥かれてしまえば冷たいスライムの舌による愛撫を受け続けるしかないのだ。
「やだ、溶けちゃう!いやぁんっ、やめてっ!ひぅっ!」
薄く膨らんだ胸元に開いた服の解れから乳房がのぞき、可愛らしい乳首が顔を出してしまう。
キャロンの焦りが増すが、隠すことも防御もできないでいるうちにどんどんと穴が広がり未成熟な乳房が完全に零れ出てしまった。
「ひゃぅ!や、冷たいっ、やめて、そこはやめてぇっ」
上半身だけでなく下半身にも魔の手は伸びる。腰骨の辺りをスライムにくすぐられて悶えるキャロン。
パンティの繊維が溶かされている。分かっているのだが手は動かせず、足も閉じることも出来ず抗う事が出来ない。
溶かされながらクロッチを舐め上げられ、不快感に震えてみじろぎするキャロン。
「いやぁん!あたし裸にされちゃう…恥ずかしいよぉっ」
腕輪も外され、太ももからつま先へとブーツの中にもスライムが流れ込むと滑らせるようにしてするりと脱がされる。
指を舐められるくすぐったさに身悶えてしまうキャロン。そうして注意を反らされる間にも服は徐々に侵食されてゆく。
無為な抵抗を続けるうちにパンティも舐め溶かされ、キャロンはついに全裸にされてしまった。
「あぁっ…恥ずかしいよぉ…見ちゃいやぁ…」
一糸纏わぬ首から下を半透明のスライムに拘束されたまま浮かばされ、朱に染まった顔を振るキャロン。
その抵抗できない状態からスライムが蠢き出すと全身に愛撫攻撃を受けてしまう。
下を向けば裸で水に浮かんでいるだけのように見えるのに、少女の肌は捕らえ所のない水の流れによって舐め擦られている。
半透明なスライムはキャロンの素肌の感触を愉しむように流れ蠢き、未成熟な肢体をなおも弄りしゃぶり尽くそうとするのだ。
「いやぁんっ!くすぐらないでぇっ、ぬるぬるして、気持ち悪いよぉっ」
もがき、みじろぐ少女。全身の動きにによって体は徐々に熱を生むが、それをスライムの冷たい舌が舐めて冷やしていく。
未だ快楽を知らない少女の肢体は冷たさと熱さの繰り返しによって翻弄され、感覚を振り乱されてしまう。
そこへ更にスライムの捕食が少女の肌を襲う。そう、スライムが餌とするのは繊維だけではないのだ。
「あぁっ、冷たくて、くすぐったくて、ちくちくするっ!…あ、あたし食べられてるの?いやぁっ!助けて、たすけてぇっ!」
体中を同時に舐めまわされていたキャロンが突然襲いだしたちくちくした感触に悲鳴を上げた。
腋に集ったスライムが蠢いて汗を舐め、産毛を抜き、毛穴を抉る。臍に集ったスライムはお臍の穴を穿って舐め清めていた。
腋や臍だけではない、うなじから足指も背中も膝の裏も、全身のありとあらゆる所にスライムは舌を這わせて少女の肌を犯す。
汗を舐め尽くし、肌の老廃物を削ぎ落とし、産毛を剃り、毛穴を穿り、瑞々しい肌のいたるところへと染み透ってゆく。
そうして更にキャロンの肌の奥、全身にあるツボを刺激して炙るようにじわじわと感覚を侵食しているのだ。
「やぁんっ!ひりひりするのっ、あぁっ、やめて!噛んじゃやだぁっ!…あっ、そ、そんな所、吸わないでぇっ」
キャロンにはその行為が肌を甘噛みされたり、吸われているように感じられていた。そうしているうちに侵食された箇所はどんどん増え、
ひりひりした痛みや熱を感じるようになってゆく。行為が芯に近づいてゆくにつれ少女の肌の感覚は磨がれて鋭敏にさせられてしまう。
経験の少ない少女の体をスライムたちの舌がどんどん暴き、性的に開発された愛撫攻撃に弱い肢体にしてしまおうとしているのだ。
「フハハハハ、気持ちよくなってきただろう?キャロンよ。素直になれ、そうすればもっとよくしてやろう」
「い…いやよ!誰がそんな…こんなの全然気持ちよくなんか…ないんだから!ぬるぬるして…き、気持ち悪いだけよっ」
キャロンは強がって答えるものの顔の熱さは収まらず、だんだんと息が上がってきてしまっている。
(…な…なんかヘン…お風呂に入ってるみたいに…体がスライムに洗われて…気持ちよくなってきちゃう…?)
キャロンはラモーの企みに気づけない。全身を愛撫され、そのむず痒さとちくちく、ぬるぬるの感触に翻弄される一方だ。
半透明の流体はそのままキャロンの指先の一本一本に至るまでをすっかりと舐めつくしてしまう。

この時ラモー・ルーはスライムを使ってキャロンの体を調べ、都合のよい女奴隷へと調教する事を目的としていた。
少女の肢体がどのように熟れ育ち、どのような質の蜜を熟成させるのか。そして上質な蜜を生ませるのに欠かせない泣き所…性感帯がどこにあるのかを。
性器のみならず、両耳たぶ、左の腋下、右の肩から首筋、乳房の付け根、肩甲骨の内側、腰骨の上あたりのくびれ、右の太腿の内側…その他諸々…
この先、何人もの雄がキャロンを抱くそのたびに何度も彼女をよがり泣かせる事となる、自身も知らない未開発の少女の身体に潜む弱点の数々。
それらは全てこの時に開発され炙り出されたものだった。キャロンの身体の全てを手中に収め、意のままに開発しつつ魔王は満足げにほくそえむ。
(これは期待通り、いや期待以上だ…汲めども尽きぬ極上の魔力を秘めた蜜を生む女がこんな所にいようとはな…まだ青いがこの果実が熟した時、
私はリバースの剣にも匹敵する至高の宝を手に入れる事が出来るだろう……そのためには…)
そしてラモー・ルーは次なる意図を持ってキャロンの深遠へ向けて開発の魔手を伸ばしてゆく。

「ひぅんっ!あ、やっ、そこ、やめて、ぅ、きゃんっ!」
スライムたちがキャロンのまだ少し固い乳房を揉みながら舐め擦る。変幻自在の流体による愛撫に翻弄されるしかない少女。
それが「気持ちいい」という事をまだ彼女は理解していない。ただくすぐったくて、むず痒くて仕方がない。
しかしそのもどかしい感覚に全身を襲われるたび、思わず声が漏れ出てしまうのだ。
「や、乳首さわらないでっ、いやぁんっ、ぁ、ひぃんっ!」
これからまだ成長してゆくだろうハリのある乳房はスライムに捏ねられてわずかにふくらみ、ツンと上を向いた愛らしい桜色の乳首は
絶妙ともいえる力で啄ばまれているうちに勃起して、意思とは関係なく刺激に感じ入ってしまっていた。
そして大きく広げられたまま固定された太ももから少し膨らんでいる股の間にかけてを何度も流体が流れて行き来する。
それは液体が波打っているようでありながらもキャロンのあそこを舐めようとする意図が明確だった。
そう、昨日のラモー・ルーの触手を思い出させるような陵辱の魔の手が少女の肉体の門をこじ開けようとうねっているのだ。
「いやぁんっ、あ、うぅんっ、だ、だめぇ…ひゃ、くぅんっ」
首を振り、必死に逃れようと身じろぎをするが逃れる場所はない。手でガードしようにも手もほとんど動かせず、スライム塊を掴むばかり。
昨日は魔力の瞳に心を封じられての行為だったが、今日はそうではない。抵抗したくても出来ないまま徐々に追い詰められているのだ。
そしてキャロンはまだ気づかない。スライムの愛撫によって自分の体が徐々に性感に目覚めさせられようとしていることに。
極上の蜜の薫りを溢れんばかりに詰めた果実は薄皮を剥かれてその熟成を促されている。
固くこわばっていた少女の身体も徐々に解きほぐされ、悦楽の真髄をその身に染み込まされようとしていた。

スライムは執拗にキャロンのあそこの周りを舐め擦ってゆく。薄いくさむらから秘裂の外襞を丁寧になぞり、じわじわと
花びらを開いて内側へもぐりこみ、滲み出る蜜…スライムたちの求める本命の獲物を取り込んでゆく。
「いやぁんっ、やめて!はいってこないでぇっ!あぁんっ!はぁ、はぁ、んんっ!」
下腹に力を入れて進入を防ごうとするが質量のある流体であるスライムにはその程度で防御できるはずもない。
逆に陰核の包皮を剥かれて真珠の花芯をスライムに押し包まれ、鋭い刺激に身体が跳ねてしまう。
「あっ、きゃ、ひゃぅ、ん、は、ぅんっ、あ、あ、いや、ぁ、そんなに…さわらないでぇ…あ、ひぅんっ、何か、なんかヘン…っ」
(つめたくて、あつくて…いやっ!あたし、ヘン…なにこれ?なんなの?くすぐったくて、しびれて…こんなの…知らないよぉっ…)
スライムの冷たい舌が抑揚をつけてキャロンの柔肌を蹂躙する。すると舐められた所が火照り、どんどん熱くなってくるのだ。
少女の皮膚を染み通って内側へ直接刺激を受けているように思えるほど、徐々に刺激は強まってきている。
胸の鼓動が高鳴り、勝手に息は荒くなってゆく。体中がもどかしい感覚に包まれ、下腹にさっきからずん、とした重さを感じている。
額に汗が滲む。おかしい。絶対におかしい。こんなのは絶対におかしい。キャロンは必死にかぶりを振る。
「どうだ、キャロン。ラモー・ルーのスライムはたまらぬであろう?お前の肉体を魔の快楽に目覚めさせてくれる」
「…い、いやっ!こ…こんなので絶対に…っ!…きもちよくなんて…ひゃんっ…な、ならないんだからっ!きゅぅんっ」
苦しい中で強がってみせるキャロン。しかし吐息は荒く、もうその表情に余裕は無い。
額には汗が、目には涙が浮かんで首を振るたびに零れ落ち、口元は食いしばろうとするたびに勝手に力が抜けてしまう。
そして昨日犯された時のラモー・ルーの目。あの目を見てしまった時のようにあそこが熱く、切なくなってきてしまっているのだ。
あれが魔力の影響でなく、自分の中から生まれてくるものなのだと言う事を少女であるキャロンはまだ理解できない。
「フフフフフ。それでこそ堕とし甲斐があるというものだ。さあ、快楽の極みを存分に味わうがいい」
「ひゃっ、あ、ダメ、だめぇっ…はいってきちゃう、あ、あぁっ!ひゃぁんっ!いやぁあんっ!あぁぁーーーっ!」
ぬるぬるとした透明の塊に秘裂を舐りながら花弁をこじ開けられる。抵抗空しく膣道への侵入を許してしまうキャロン。
熱を持った膣内を雪崩れ込んだスライムに冷やされる強烈な感覚に悲鳴を上げた。
「はぁ、ぁ…こ…こえ、とまんない…ひゃんっ、あ、やぁんっ!ぅ、ふわぁんっ!」
侵入されてしまえば、もうラモー・ルーの性技に抵抗する事は敵わない。我慢しようとしても可愛らしい声が震える唇から漏れてしまう。
触手ペニスに貫かれるのと違い、流体であるスライムは挿入感が殆どない。そのため最初の苦痛がなく快楽へ転換するのが容易である。
そして更に膣内を自由に動く事が出来るため内部の敏感な襞の一枚一枚、凹凸の一つ一つを丹念に愛撫する事が可能なのだ。
性経験は昨日が初めてであった少女に対しては止めようもない、あまりにも強烈な刺激となってしまう。
「あ、やっ、あ、ぐっ、ひゃんっ、なか、やめてっ、あっ!くぅっ、ああっ!つめたいっ、あついのっ!ああっ!」
夢中で首を振り、髪を振り乱すキャロン。何をされているのかは分かっても何故こんなになってしまうのか分からなかった。
実はスライムが膣内で行っているのは先ほどとさして変わらないない。蜜を吸い、処女膜の残滓を除き、老廃物を削ぎ、性感帯を探っている。
それを胎内の至る所、奥深くまで丹念に繰り返していた。膣内を洗浄しているかのように、まるでキャロンの胎内の詳細な地図でも作成しようと
しているかのように縦横無尽に蠢く。そして挿入の代わりとばかりにかわるがわる雪崩れ込み、溢れ出し、対流する。
キャロンの聖域はすっかり蹂躙されてしまう。そして純真な部分を強引に奪い去っては開発し、淫蕩な「女」の身体へと作り変えてゆくのだ。

そして同時にお尻の穴からも少量づつスライムが侵入していく。
「ひゃっ、どこ舐めてるのよ!…ひゃ、あ…おしり、いやぁっ…そんなとこ舐めないでぇ…」
驚きに目を見開くキャロン。性行為の知識自体ないのだ。そんな所を使う事があるなど知ろうはずもない。
まだ小さなお尻を塊で包み込み、揉みながら割れ目に沿って舐められキャロンは力なく首を振る。
不浄の穴の周りをくすぐられ、啄ばまれる。少女は想像もつかない行為が生む羞恥心に力が抜けてしまう。
「あっ!いやっ!そっちは、やだっ、やだぁっ!ひぃっ!」
抵抗が出来ないうちに直腸に入り込まれて腸内を舐められてしまう。冷たくて妖しい感覚をどうすることも出来ないキャロン。
そしてどんなに泣き叫んでもラモー・ルーの魔の手はいっこうに止む事はない。
「あああっ!いや、はっ、はぁぅ…あ、くぅんっ!はぁんっ!」
前後からスライムの侵入を許し、流れ込んでくる流体にお腹を冷やされながら洗われ同時に昂まってくる切ない熱さに声をあげてしまう。
身動きの取れない身体を震わせ、痛くなるほどに首を振り、汗と涙を流しながら体中を襲う甘い痺れに抗おうとするポニーテールの少女。
それは勝ち目のない絶望的な戦いだった。敵はもはやラモー・ルーではなく快楽に流されようとする自分自身になってしまっているのだから。
「はぁっ、はぁっ、はぁ、ぁっ、ぅっ、うぁっ、ぁんっ、んんっ!」
キャロンの口からはもう悲鳴ではなく喘ぎ声が漏れだしていた。性的に未熟な少女が女へと強制的に脱皮させられているのだ。
全身をスライムに包まれ、半透明なその流体の中心で蠢く波に翻弄されるまま悶えている。
大きく広げられた足の間。薄い茂みに覆われているはずの秘裂は毛を抜かれた上で大きく広げられ、陰唇からなだれ込んだ半透明のせいで
奥までが見えるようになってしまっている。そして流体がひっきりなしに出入りを繰り返して秘めやかな洞窟を踏み荒らしてゆく。

割れ目の襞も、剥き出しにさせられた陰核も蹂躙されて真っ赤に充血し、少女の意思とは関係なく敏感にさせられていた。
そして、お尻の穴や尿道に至るまでもがスライムの突入でくつろげられてしまっている。
垂れ流されるすべては恥ずかしいともう間もなくスライムに食らい尽くされ、キャロンの全てを貪りながらスライムはなおも勢力を強くしているのだ。
「ああぁっ!やぁ、んっ、きゃぅんっ、ふぁっ、ぁんっ!やだっ、もう、ゆるして、ゆるしてぇっ…」
スライムの攻撃にすっかりされるがままになってしまい、耐え切れずに思わず許しを懇願してしまう少女。
腰が小刻みに動き、唇がわなわなと震えている。潤んだ目で下を向けば半透明な流れる水の中で桜色の乳首が充血して痛いほどに膨らんでいる。
これは到底経験の浅い少女が耐えられるような陵辱ではなかった。しかし、スライムは少女が壊れてしまわぬよう細心の注意を払いつつ
全身に浸透してくまなく愛撫し、痛みを感じぬように時折部分的に麻痺させながらキャロンの性感を促進しつつ引き出していた。
そう、スライムはあくまで導き手である。これは魔王の巧緻な愛撫によって引き出されてしまったキャロン自身の快楽の形でもあったのだ。

そうして少女は際限なく玩ばれ続けてついに最後の一線まで追い込まれてしまう。
「あああっ、いや、いやぁっ、お腹、しびれて…あつくて…やっ、こわい、こわいよぉっ、何か、きゃうっ、何か来ちゃうっ!」
凛々しい剣士の顔はもはやだらしなく蕩かされ、惚けて緩んでしまった口元からは涎まで零れていた。
首を振り、涙を流しながらキャロンが喘ぎ叫ぶ。正体の分からない何かがお臍の下からこみ上げてきていた。
決定的な何かが零れ落ちてしまう。そんな恐れに少女は震える。しかしもう流れを留める事は彼女には到底不可能だった。
「フフフ、気持ちよいのだな。キャロン」
「い、いやっ!こんなのウソよ、うそっ!気持ちよくなんて、あぁぁっ!こ、こんなの…やっ、やめて、たすけてっ!いやあっ!」
触手による注挿は少女の狭い膣内を圧迫するため、まだ固い胎内には辛い。しかしスライムの愛撫は不定形であるがゆえに
少女にとっては快楽しか生まない。しかし快楽の形を知らないキャロンの心には不安と戸惑い、混乱を与えてしまう。
自分の体の奥で何が起こっているのか分からない。ただ臍の奥、下腹からひたすら熱い何かが湧き上がってきてたまらなくなってくるのだ。
「悦楽の極み、とくと味わうが良い。まだ青いが身体が熟すに従って忘れられぬ甘露となる…」
「いやぁんっ!何か…ヘン…っ…あぁっ!や、ぁっ!はぁ、っ、いゃっ!飛んじゃう、ふあぁっ!あ、あたし、こわいっ!あぁっ!」
蠕動するスライムの全身愛撫に合わせて押し流される少女。よがる体の動きも、自身の叫び声さえも波紋となって流体に伝わり、
少女の最奥への刺激となって送り届けられてしまう。まだ幼さの残る肉体は果実が熟す前に蹂躙され開発しつくされてしまった。
子宮に至るまで魔物と繋がってしまい、奥底で甘く蕩かされて粘膜を共有し一体となってしまったキャロンの肢体。
人間の男すら知らず、悦び方も知らなかった身体はすっかりラモー・ルーの手に落ち、思惑通りその芯に悦楽の極みを刻み付けられてしまう。
「そうら、たっぷりとおんなの究極の幸せを享受するがよい。これが「イく」ということだ!」
急にスライムの流れが速くなり、キャロンの子宮を埋め尽くして最奥を叩く。同時にクリトリスに取り付いていたスライムが渦を巻いて
蜜の極めを抓り吸い上げる。そして膣内の探索でしっかり探り出されてしまっていたGスポットを固さを持ったスライムが抉る。
逃れようのないとどめの一撃に少女の聖域は残らず奪われ、最後の砦が決壊した。
「いやっ、や、やだぁっ!だめっ、何これっ、やっ、やめてぇっ、お願い、ゆるしっ…あっ、あっ!あ、ぅっ!…いゃぁぁぁーーーーーっ!」
次の瞬間、キャロンの体は稲妻に打たれて電流が走ったような強烈過ぎる感覚に襲われた。意識が瞬時にして真っ白に溶かされる。
全てが一瞬で奪い去られ、ばらばらになって圧倒的な何かに押し流されてしまう。あられもなく叫んでしまっている事に気づけないほどだった。
「きゃぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!」
そして身体中が羽根のように軽くなる。空中に放り上げられたかのような、もう何もかもが分からなくなってしまうような浮遊感。
全身がびくびくと痙攣し、目も口もこれ以上開けないというほど開く。肺に残っていた空気すべてで叫び声を上げてしまうと
後はもう息を吸うことも出来ずに顎を跳ね上げたままわなわなと唇が震えるのみ。
「…~~~~っ…っ……ぁっ……」
(な…なに……これ…?…こんなの……しらない…こんな、すごいの……はじめて…)
声にならぬ声を上げ、なお震えるキャロン。今まで経験したこともない鮮烈極まりない衝撃に全身が打ちのめされてしまっていた。
自分に何が起こったのか理解できぬままただ全身をがくがくと勝手に震わせる感覚に飲み込まれていた。これが少女キャロンの初めて味わった絶頂だった。
そして全身を包み込み、内部までを埋め尽くしたスライムたちが一斉に蠕動して彼女の体の髄、女の深遠である卵巣に至るまでこの感覚を覚え込ませていく。
それは一度味わってしまえば2度と忘れることの出来ない強烈な悦楽。そして人間相手では決して得る事の出来ない究極の魔悦。
敵である魔王の手によって犯されイかされるという屈辱と背徳の黒い蜜だった。
まだ幼いキャロンの体は拒む事を知らず、それが何であるかも分からないまま禁断の甘い蜜の味を脳裏に刻み付けられてしまう。

そして長い絶頂の痙攣が止むと、ふっと緊張が切れて糸が切れた人形のように全身の力が抜け落ちる。
オーガズムに至った女の蜜はラモー・ルーにとって良質な魔力の源である。最後の仕上げとばかりに蜜が吸い上げられているのだ。
体中の全ての穴から何かが流れ出てしまったように力がどっと抜け、かわりにとんでもない多幸感が少女を満たしてゆく。
蜜を吸われた女は例外なく快楽の虜となり、体が軽くなったように感じ、すべてがどうでも良くなってきてしまう。
(……こ、これが…イク…?…あぁ……あたし…エッチなことされて………イかされちゃった…ん…だ……)
キャロンも例外ではなかった。ふわふわと空を浮かんでいるような体が自由になった感じ。頭の中も真っ白でもう何も考えられなかった。
体中が蕩けて気持ちいい。あつくて、つめたくて、じんじんして、ふわふわしてしまう。そうして舞い上がった体がゆっくりと落ちて行く。
そして浮き上がった意識が自分の体を認識し、一体になり一瞬ふるっと震えてすれちがうと、意識が遠くなってがくりと首を倒してしまう。
力が抜け、沈むような感覚。どこまでもどこまでも落ちてゆく。そうして火照った身体のすべてがスライムに包まれ飲み込まれてゆく。
(…あぁ……もう…みんな、まっしろ……………)
目の前がとろんとして暗くなり、代わりに湖に飛び込んだ時のように冷たくすっきりした感覚がキャロンを包んでゆく。
スライムたちは最後に残ったキャロンの顔と耳、唇を包みこむ。スライムの海で窒息しないよう配慮しつつも、
耳を嬲り、涙と涎を舐め取り、唇と舌を玩ぶ。同時に体中の汗を拭い、蜜を舐め取ってゆく。
(あぁ……きもち…いいの…これ……すごく…きもちいい…)
キャロンは火照った全身を包む冷たい感触にはっきりと快楽を感じてしまっていた。うっとりと頬を緩め、宿敵に完全に身を任せ意識を手放すと
目を閉じてしまう。少女は知らず知らずに魔王を受け入れ、体の中に沈んでいってしまった。
それを受け止めて魔王はひたすら優しく、甘く、身体の全てを洗い流す。最後の一線を奪い、肉体を芯から堕落させてゆくために。
鞭を打つばかりが奴隷の扱いではない。自ら首輪をつけさせ、足の鎖にも気づかせないのが上手な奴隷主なのだ。

ラモー・ルーが彼女に架した永遠に消えない鎖。リバースの剣士である彼女が自分を倒してしまう可能性さえ考慮に入れた
遠大な罠はここに完成した。まだ未熟なキャロンの肉体が植えつけられた蜜の味、覚えさせられた快楽の極みからはもう逃れられない。
たとえ一時忘れても、身体を聖なる力で清めたとしてもその脳裏から、体の芯から消し去ることは出来ないのだ。
成長し、女の身体となれば必ずその肢体は蜜の味を思い出す。得られぬ悦楽の極みを求めて自分自身を苛み、最後にその心を裏切るだろう。
そして弱点も何もかもがラモー・ルーの手の中にある。たとえリバースの剣を持ってしてもキャロンは魔王に抗し切れないだろう。
更に犯す過程で胎内に侵入し、卵巣の成長ホルモンにまで取り付いて刺激を加えた為、その成長さえもラモー・ルーの手の中である。
そう、3年もあれば充分に女の身体として熟すことだろう。それまではゆっくりと愉しめばよい。
少女の肉体が成長して快楽に蕩けてゆくにつれて至高の魔力を秘めた蜜は芳しく熟成され味も濃密さを増す。
彼女はこれからラモー・ルーにとって宝ともいえる蜜奴隷に育ってゆくのだ…

ラモー・ルーは歓喜に笑いながら不定形の身体を解き、キャロンを解放する。
どさりと床に投げ出されるキャロン。しかしその全身はスライムに汚されたままで、ぬめる残滓に未だ包まれて照りを帯びている。
快楽の名残はまだ幼い肢体を震わせ、あそこやお尻はひくついてスライムを吐き出していた。
「フフフフフ。愉しかったか、キャロンよ。喜べ、お前はもう私のものだ。これからは永遠に快楽を味わい続けるがよい…」
魔王は哂い、部屋を後にする。
後に残された少女は何も知らず、敗北したことさえ忘れ幸せな表情さえ浮かべて眠ってしまっていた。

キャロンはその後もラモー・ルーによるさまざまな調教を受け続ける。
ペルルが探し出したリバースの剣で窮地を脱し、ラモー・ルーを倒すのはこの日から3日後のことだった。
彼女は捕らえられ犯された時の事は忘れようと努めた。少女の楽しい毎日は実際に経験を記憶の彼方にしてしまったので、
キャロンは自分にかけられた陥穽にはついに気づかないまま3年の日々を過ごし、あの日を迎えることとなる。

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…そして。
「ふぁんっ、やっ、あ、くぅん!いやぁんっ、あっああぁっ!」
誰も訪れることのない、とある洞窟の地底湖に若い乙女の喘ぎ声が響く。
ここはかつてラモー・ルーの居城に繋がる通路と言われ、魔物が現れる危険があるため立ち入りを禁じられている。
訪れるのは魔物を討つ力のあるものだけであるが、実際には誰も訪れはしない場所である。
「ああぁっ!ひゃぁんっ!はぁ、はぁ、あ、ぅんっ!そ…そんなにされたら…あぁっ!あたし、あたしぃっ!」
この地底湖に魚は住んでいない。何故ならこの地底湖の水はただの水ではなく、巨大なスライムだからである。
ラモー・ルーが倒された時、その血がこの地底湖に混ざりスライム化したものと考えられているが確認する方法はない。
ここにいるのは意思もなく、洞窟を訪れるものを捕らえて湖に引きずり込み捕食するだけの単純生物である。
その誰もいない洞窟の奥で、清純で健康的な乙女が娼婦のように悶え、あられもなく蕩けた喘ぎ声を上げている。
「あぁんっ!やぁっ、んっ、きゃぅ、あぁんっ!あ、あぁっ!ふ…深いよぉっ…あ、ぐっ、奥まで…きてっ…や、ああぁんっ!」
スライムの湖の中央で捕らえられた乙女は盛り上がった水面が波打つのに合わせて体を上下に揺さぶられている。
上着は溶かされて裸に剥かれ、瑞々しく実った2つの果実が体の上下運動に合わせてゆさゆさと揺れている。
ウェストから下を水中に、両手を水面に拘束され、すんなりと伸びた無駄な肉のない見事な脚は水面下で大きく広げさせられている。
そして股間にわざと残されたブルマーを少しだけ溶かし、ずらすようにしてスライム塊は乙女の秘所へと挿入し突き上げるように蹂躙していた。
「あっ、いやぁんっ!あ、くぅっ!中で…あ、暴れて…っ…あぁっ!だめ、そんなに突いちゃ、やだぁっ!あ、くぅんっ!お、おかしく、なるぅっ…」
股を開かされ、花弁から膣道の奥までが透明な管を押し込まれたかのように広げられてスライムを受け入れさせられている乙女。
透明な為にこの上なく恥ずかしい格好をさせられているのが見えてしまい、顔は羞恥で真っ赤に染まっている。
しかし、魔物に犯されているというのに彼女の口をついて漏れ出てくる声は拒絶の悲鳴ではなく蕩けた嬌声だった、
「あぁっ!お…おっぱい、イイのっ…もっと舐めて…吸って、あぁっ!はぁっ…こ、これ、気持ちいいのぉ…っ…もっと…して…」
双丘を揺らして喘ぐ乙女。突き上げによる水面の上下に、ばちゃばちゃと飛び散って水滴となったスライムが白い乳房やうなじに取り付いて
なめくじのように這いまわり、蜜が溢れんばかりに膨らんだハリのある果実を、ツンと上を向いた桜色の尖果ごと味わうかのように舐め進んでいた。
その舌が女体の敏感な所を抉るたびに水に浮かんだ上体は身悶え、時折芯を貫く快感にぶるぶるっと震えている。
「あっ、くっ、ぅんっ!…あ、ぁ…だ、だめぇっ!あぁっ、うんっ!すごいの、すごいのぉっ!はぁ、あ、もうダメ、あぁっ!ほしいの、ほしいのっ!」
くびれた腰から下をすっぽり包んでの愛撫と花びらを押し広げて膣の最奥まで流れ込んでくる透明なスライムの突き上げに対して
快楽を堪えきれずにポニーテールを振り乱し、浅ましく嬌声を上げている乙女。彼女は王女となった剣士キャロンだった。
洞窟を訪れたキャロンはスライムに襲われて地底湖に引きずり込まれてしまったのだ。
しかし彼女は何故か抵抗しようとはしていなかった。それどころか犯されているその表情にはむしろ歓喜さえ伺える。
悶える上体からは水しぶきに混じって汗が浮いて薫り、その流れ落ちる蜜をいとおしむ様にスライムが啄ばんでゆく。
「ひゃぅ…あぁっ……ぞくぞくって…くるのぉ…っ!…あぁ…っ、はぁっ、はぁっ、たまらない……いい、いいよぉ…はぁっ」
背中を流れ落る汗をスライムに捕食されるとぞくぞくとした感触に鳥肌を立てて目を細め、口元まで緩んでしまうキャロン。
強い快楽に涎さえ零し、すっかり魔物の与える愛撫の虜になり快楽の波に身を委ねてしまっていた。
スライムは水面を上下させながら波打たせ、乳房を、首筋を、脇腹を、太腿を撫で、舐め擦ってはなおもキャロンの肢体を貪ってゆく。
「じ、ジンジン来るのぉっ…あぁっ!い、イきそうなのっ!は、はぁんっ!あぁぁっ!お、お願いっ、もっと突いてっ!…めちゃくちゃにしてぇっ!」
スライムは単純生物とは思えないほどにキャロンの性感帯を熟知し、巧緻にかつ甘く責めたてていた。
それに対してキャロンも嫌がる素振りもなく身を任せ、愛撫を受け入れてよがってしまっている。
傍目には少女が一人水の中で裸で自慰に溺れ悶えているようにも見え、見る人が見れば人と魔が愛し合っているようにすら見えるだろう。
「あぁっ!あぁんっ!イイのっ、きもちいいのぉっ!あぁっ、きてぇっ、あぁぁっ!もうだめ…も、もうあたし、イっちゃう、イっちゃうよぉっ!」
誰も見ておらず誰も聞いていない安心感も手伝い、あられもなく乱れ大声で快楽をおねだりをしてしまうキャロン。
スライムも心得たとばかりに存分にキャロンの肢体を蹂躙し、最奥を抉りながら激しく突き上げる。
激しく上下に揺さぶられてキャロンの双果が踊り、頭もがくがくと振られて汗も涙も飛び散り、思考が白く蕩け弾ける。
水面下でぴっちりした赤いブルマーに包まれた桃のようなヒップがとめどなく押し寄せる性感に震えて感じ入ってしまっていた。
「み、蜜…吸ってっ、イカせてぇっ!ああぁっ!あぁんっ、あ、くるっ、あっ、くっ、ん、んぁっ、ああぁぁぁああっぁぁ~~~~っ!!」
透明な水に突き上げられながら膣内の蜜を吸いだされ、キャロンは髪を振り乱して望みどおりの快楽の極みへと飛翔してゆく。
しなやかな背中を反り返らせ顎を跳ね上げて絶頂の叫び声を上げ、あさましくオーガズムを貪るキャロン。嬌声が誰もいない洞窟内に響き渡る。
誰もいない洞窟の地下湖で少女が魔物の与える淫欲に耽溺し絶頂を極めてしまっている。それは美しくも爛れた背徳に満ちた光景だった。
絶頂に追い上げられたキャロンはその余韻に全身をぶるぶるっと痙攣させると水面に崩れ落ちて蜜が溢れるままの肢体を魔物の手に委ねてしまった。
するとスライムは全身をすっぽり包み込むと服の残りを溶かしにかかる。残り僅かだった布切れはあっという間に消えて美しくも淫靡な裸身が
水中に晒される。そうしてから全身を包んだまま蠕動して蜜や汗を残らず吸い取ってしまうと、驚くことに彼女を岸辺まで流し陸に打ちあげてしまった。
後には静かな水面と全裸に剥かれて荒い吐息を吐くキャロンが残される。

実は、彼女がここに来るのは初めてではない。そしてスライムに襲われるのも初めてではなかった。
ここのスライムが捕食するのは繊維のほかは若い女の蜜と細胞のいくつか、老廃物のみ。命にまで影響を及ぼさないのである。
しかも玩んだ後は体を綺麗に洗った上で岸まで運んで吐き捨ててくれるという親切さだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
涼しい地底湖の岸辺に裸のまましどけなく横たわりながらキャロンはじんわりと残る事後の快感を享受し続けていた。
ここの事は他の誰も知らない秘密だった。最初に犯された時はビックリしたが、イかされた後は何もしてこないのが分かると
気をつけていれば気持ちいい事だけで終わるし、肌を綺麗にしてくれるおまけつき。生殖機能がなく射精しないので妊娠の心配もない。
(むしろ胎内を洗浄してくれているため助かっている面もあると言える)害がないなら放っておこう。そう思ったのだ。
そしていつしか、夏の暑い日などにスライムの冷たい舌に浸り火照る体を慰めるのはキャロンはひそかなお気に入りになっていた。

しかし彼女は忘れてしまっている。その行為は自分の最初の絶頂を追体験してしまっているのだと言う事に。
彼女は自分の肢体を慰めているが同時に苛んでもいる。快楽に囚われた肉体はいつまでもラモー・ルーの魔手から逃れることが出来ない。
そして何よりこのスライムは魔王の血で生まれた魔物である。その魔物に自分の蜜を与えてしまっていると言う事がどういう結果を生むのか。
キャロンは想像する事が出来なかった。そう、このスライムがいつまでも意思を持たず無害なままでいてくれるとは限らないのだ。
目を閉じ、瑞々しい裸身を横たえて涼みつつ眠るキャロン。地底湖の水面が一瞬ぼうっと赤く光った事に、彼女は気づかない。