『2』キャロンのオリジナルシチュエーション。

王制撤廃を狙う過激派集団から、王女キャロンを暗殺すべく送り込まれた刺客。ライケに敗れ暗殺が未遂に終わり、独房に幽閉されていた。
その男の元を訪ねたのは、暗殺の標的キャロンだった。殺すなら早く殺せと鎖に繋がれたまま息巻く男の前で、キャロンは自ら衣服を脱ぎ、
柔肌を重ねて優しく情熱的に愛撫し始める。処刑される覚悟を決めていた男も、あまりに予想外な王女の奉仕に戸惑い、翻弄されてしまう。
それは悪趣味な戯れなどではなく、彼を救うために選んだ、キャロンなりの不器用な精一杯だった。
心からの恭順と翻意さえ示せば、極刑は免れる。自分のために人命が失われるのを何より嫌うキャロンは、言葉ではなく体で彼に訴える。
人殺しの武器ではなく肌と肌を直に重ねれば、人と人が分かり合えない事なんてそうはない…という切なる思いを、本気で伝えるために。