他作品のイメージを『ラル』に変換する『アナザーリスペクト』第22弾。
今回は、80年代の実写映画ネタです。

1984年に公開されたブライアン・デ・パルマ監督のサスペンス映画『ボディ・ダブル(原題「BodyDouble」)』より。
公開当時のポスターやVHSパッケージなどで使用されたキービジュアルを、『2』ユリアとマリオでラル変換してみました。

淀川長治さん存命の頃の『日曜洋画劇場』でたまにやっていたこの作品。ヒッチコックの『裏窓』や『めまい』をリスペクトし損ねたようなエロティックサスペンスで、
世の中的な評価もかなり低い迷作です。…が、初めて観た時の衝撃は相当なものでした。特に印象的なのが、主人公がストーキングしていた女性に声をかけ、
胡散臭い目で見られた直後にいきなり始まるラブシーン。名前も素性も何も知らない同士が何の脈絡もなしに絡み合う展開の唐突さが、ある意味扇情的でした。
相手が美人なのに対し、主人公ジェイクの見た目が全然さえないのもポイント。こういうアンバランスなカップリングが好みになった、ひとつの原点的な作品です。

元ネタは、「のぞき」という映画のテーマを象徴的に表現したキービジュアルです(下部リンク参照)。清楚さと淫猥さを内包する『2』ユリアに重ねました。




オリジナルイメージ