敵対する忍や魔物などの類ではなく、ごく普通の「お客を欲情させて食い物にする」悪徳エステ店に偶然来店してしまった巫女。
丁寧な接客応対で好印象を抱いた男性の整体師に勧められるまま、血行促進効果があるというお茶(媚薬)に手を伸ばしてしまう。
淫術に精通しているとは言っても、それは旧態依然とした弥勒衆や色魔の世界での話。現代社会の陰で発展を続ける「性風俗」には
ほとんど耐性を持たない巫女は、無力で美しい獲物に過ぎない。何気なく飲み干すその一杯は、底無しの快楽への呼び水だった…