『フフフ、お気に召しましたかな、王女ユリア…』
炯々と片目を光らせて佇む侍女たちの背後の闇から、ラモーのあのどす黒い声が響いてきた。
「…彼女たちに、何をしたのですか!?」
「大した事ではありませんよ。王女への奉仕という本来の務めを、思い出させただけです。」
声が響くたび、侍女たちの秘部に張り付いた青黒い肉塊がヌメヌメと蠢くのが判る。
「私の体の一部が、彼女たちの体に悦楽を、そして心に男の欲情をたっぷりと注ぎ込んでいる。
今の彼女たちにとって、あなたは極上の獲物というわけです。…さ、存分に奉仕を受けられよ。」
「…な、何て事を………!!」
怒りと怖れ、そして絶望がない交ぜとなったユリアの声は、震えを帯びていた。